12月12日。鎖国時代の日本で、西欧に対して唯一開かれていた場所といえば…
出島というと、こんな扇形の島のイメージですが…。
現在の姿は、こんな感じ。
アクセス
地図で見ても島の名残はまるでなく、中島川の河口に近い一角にしか映りません。
「どこかでお茶しようか」などといいながら、ぶらぶらと歩いてきた我々。
とりあえず対岸へ行ってみるのも悪くないと、橋を渡ってみることにしましたが…。
「え~っ、520円もするのぉ!?」
思わず回れ右しそうになりましたが、相棒の「1カ所くらいは入場料を払ってもいいんじゃない」のひと言で観光モードに入ります。
それに観光施設なら、きっとお茶できるところもあるはず…。
発掘調査におよそ半世紀をかけ、平成に入ってから16棟の建物が復元された出島。
表門の正面および右側が復元ゾーン、左側が交流ゾーンに分かれています。
映画のセットのようなツクリモノ感が否めない一方、個々の建物内の展示はなかなか見ごたえがあって、いうなれば野外博物館。
コロナ禍でなければ、修学旅行生もウロウロしていたに違いありません。
店内の様子&メニュー
さて、お勉強は早々に切り上げて、ひと休みとまいりましょう。
明治32年にT.グラバーの息子である倉場富三郎らを発起人に、長崎に暮らす外国人と日本人の交流の場として設立された「長崎内外倶楽部」
その4年後に英国人のF.リンガーによって建てられた洋風建築は、現在は1階がレストラン、2階が展示スペースとして使われています。
シンプルながら品のイイ店内。
使い込まれた床が年月を感じさせます。
ハイカラさん風のレンタル着物でおしゃべりに興じるオンナノコたちも。
聞こえてくる言葉がタイ語(?)なのも、不思議な光景です。
暖炉の上には「地域活性化に役立つ近代化産業遺産」と書かれた認定証が。
おや、シグネチャーは「Go Toトラベル」を牛耳っている二階氏ではありませんか…。
なお、メニューは押さえそこなったので、コチラからどうぞ。
いただきます
そんななか、ワタクシはコーヒー(400円)、
相棒は甘酒(400円)を。
文明開化の味!?
出島の中の出島!?
軽く居眠りをして気力と体力を取り戻し、出島観光を再開。
明治11年(1903)に建てられた旧出島神学校は、日本最古のプロテスタント神学校です。
その北側に設けられたミニ出島に、夕日が差し込みます。
地元の工業高校の生徒たちによって修復が続けられている、1/15の模型。
どうやらスズメたちにとって、居心地がよろしいようで…(笑)
店舗情報
内外倶楽部
ジャンル:出島和蘭商館レストラン
アクセス:長崎電気軌道築町電停 徒歩5分
長崎電気軌道出島電停 徒歩1分
住所:〒850-0862 長崎県長崎市出島町6-1(地図)
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情報掲載日:2020年12月12日