6月26日。このまま歩き終えるには物足りないので
足を延ばして、相模ダムから
弁天橋へ。
地元の観光組合によって相模川に1952年(昭和27年)に架けられた弁天橋は、老朽化のために1986年(昭和61年)に架け替えられ、現在2代目。
30数年の時を経て、朱色だった塗装もすっかり褪せてしまいましたが、渓谷を横切る吊り橋はワクワクした気持ちを呼び起こしてくれます。
鳥のさえずりも聞こえてきますねぇ。
そして山道を下っていくと、
おっ、いましたいました。
ココにいるのは、この谷底でひとり暮らしていたご老人が飼っていた猫たち。
そのご老人が亡くなった後、残された猫たちを見守る目的で「弁天橋猫の会」ができたのだといいます。
それから数年あまり。
何匹かは虹の橋を渡り、我々が見たいくつかのレポに比べるとさみしくなってしまったようですが。
もう1匹もどこからか出てきました。
三毛がリボンちゃん、茶白がマロンちゃんでしょうか。
天然の爪とぎでバ~リバリ。
相棒も、ニャンコとの久々のふれあいにメロメロです。
では、持ってきた秘密兵器を。
コレでせめて、ウチの=^ェ^=にちゅーるを食べさせてあげられなかった罪滅ぼしになれば…。
山道を登り返して見下ろすと、弁天橋。
こんな急な山道を日々上り下りし、猫たちのめんどうを見るボランティアの人たちには頭が下がります。
危険も多い環境ではあるけれど、今いるコたちが穏やかに猫生をまっとうできることを祈るほかありません。
アクセス
その後、千木良の駐在所のそばで甲州街道を横切り、小仏城山の登り口へ。
「茶店」という言葉のイメージそのものの店構えが目の前に現れます。
メニュー&店内の様子
その名も「富士見茶屋」
口コミによると、ヨモギたっぷりの草餅がオイシイそうですが…。
「悪いねぇ、今日は少ししか仕込まなかったから売り切れてしまって」
そういって、代わりにアイスコーヒーを勧められました。
「ココのアイスコーヒーは、ホントにおいしいのよ」
店先のテーブルでワンコをかわいがっていたおばさまの言葉にも実感がこもっています。
いただきます
■アイスコーヒー(400円)、冷やし甘酒(250円)
そんなアイスコーヒーは、苦みがしっかりしていながらクリアですっきり。
しかし、汗をかきかき歩いてきた我々には、冷やし甘酒のおいしさのほうが印象に残りました。
カラダにしみわたっていく優しい甘み。
「飲む点滴」の例えを改めて実感します。
「富士見茶屋というからには、富士山が見えるんですか?」
「晴れた日には、キレイに見えますよ」
脇のソメイヨシノも、樹齢100年を超える大木。
多くの人が、そぼくなもてなしとココからの風景に励まされたんでしょうね。
“昭和96年、相模湖町で② ふれあい編【富士見茶屋ほか(相模原市緑区)】” への1件の返信
コメントは受け付けていません。