2年越し、●●を果たす瀬戸内旅 1章6節「海軍さんが味わったコーヒーを」

10月1日。港に向かってアーケードを歩いていると

「ねぇ、生カフェオレだって」
店先に出ていた小さなコーヒースタンドに足が止まりました。
「カフェオレは店内の冷ケースにございますので、中へどうぞ」

そういわれて中へ入るまでは気づきませんでしたが「帝国海軍呉鎮守府・海軍さんの珈琲本舗」の看板を掲げたコチラのお店。
かなりこだわりのコーヒー専門店だったのです。

アクセス

呉駅から堺川をはさんで北東方向。
ガス灯のモニュメントがある橋(五月橋)を目印に東へ進み、れんがどおり商店街と交差する角に位置します。

店内の様子

店内いっぱいに漂う、深みのある香り。
豆だけでなく、コーヒー用品も扱っています。

さまざまな生産国から仕入れた豆のいくつかには「いりたて」の札が。
コーヒー豆は鮮度が命といわれるだけに、街の規模にして、これだけの種類と量を取り揃えていることに驚きです。

「よろしかったら、ひと口お飲みになっていきませんか」
試飲させていただいたのは、秋の彩りブレンド。
香りが立ち、スッキリ軽めです。

試飲したモノを基準に「より苦め」とか「よりあっさり」といった感じで、好みの系統を探っていくとよいとのこと。
コーヒーを買ったばかりだし、「海軍さんの珈琲」も試してみたいし…と迷っていたら、1杯分のフレッシュバッグがあると教えてくださいました。
あっ、値札の脇のポケットに入っているのがそれですね。

そんなフレッシュバッグ珈琲は、種類ごとのパッケージデザインもオサレ。
中庸といわれる「Bmix」と、ワタクシ好みの濃くて苦味のある「ストロング」「ブレンド零」、そして本命と対極とされる「ドミニカバラオナ」をいただきましょう。
もちろん「海軍さんの珈琲」はマストです。

調理手順

というわけで、旅から帰ってきてさっそくお試し。

フレッシュバッグ珈琲のおいしいいれ方は、店のオフィシャルYOUTUBEからも見ることができます。

フレッシュバッグを袋から取り出し、粉を角に寄せて2方向の切り取り線で切り開いたら、

爪を開いてカップに引っかけます。

お湯の量は150cc程度。
入れ過ぎは禁物です。

粉をいったん湿らせた後、少しずつお湯を注ぐのがポイント。
注ぎ口の細いケトルが欲しくなりますねぇ。

いただきます

■フレッシュバッグ 海軍さんの珈琲(108円)
「戦艦大和のなかで飲んだコーヒーは、とてもおいしかった」
旧帝国海軍に所属していた人の証言をもとに再現されたというブレンド。
ほどよい苦味に加え、苔のような雨が降った時の土くささを感じます。
でも、ワタクシの好みとは違うかな。
誕生にまつわるエピソードは → コチラ

苦すぎず酸味もごくわずかで「ニュートラル」というのがしっくりくるBmix(108円)
木やまきを燃やしたような香りで、シナモン系のお菓子に合いそうなSTORNG(108円)
海軍さん~より泥くさく、酸味の強い零ZERO(162円)
どれも100円台と、外で飲むコーヒーよりもずっとリーズナブル。
通信販売もやっているので、お取り寄せして飲み比べるのも楽しいんじゃないかと思います。

店舗情報

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