ヒトサラで地下の隠れ家へ 【季節料理 福茶庵 (新宿区)】

11月12日。人は種を蒔けば、その刈り取りもする…はずが!?

近日中に切れるポイントがあるからと、相棒の上京に合わせて、日本酒もそろっていそうな酔い店を。
ところが予約をしてから、ポイントを「貯める」ことはできても「使う」ことはできない店であることに気付きました。

いいんです、いいんです。
「使う」を目的にもう1軒予約すれば、コッチのキャンペーンの対象になるんですから…。

ヒトサラでしゃぶしゃぶ食べ放題 【原価酒場 はかた商店 浅草店(台東区)】


アクセス

旅の復習と称した、銀座のアンテナショップめぐりもそこそこに、四ツ谷~新宿での用件を済ませて、ようやくひと息。
高田馬場にある1軒の和食処を訪ねます。

早稲田口から左に出て、早稲田通りの緩やかな坂を進むこと300mほど。
あれっ、途中にあった西友って、いつの間になくなっちゃったの~?

セブンイレブンを過ぎたすぐ先に下がるちょうちんが目印。
いったん通り過ぎてからのほうが、ちょうちんも位置関係も分かりやすいですね。

店内の様子&メニュー

コースを予約しているといっても、他にどんなメニューがあるかは気になるところ。
鹿肉といい、クジラといい、ツウな酒飲みが喜びそうなラインナップです。

3種類が600円で飲める利き酒セットもチェック、チェック…。

奥まった階段を下り、ごく狭いホールに入り口がふたつ。
左側の縄のれんが、我々の予約した「福茶庵」です。

店内は、L字型のカウンターとテーブルで20席。
行きつけにしている感じのお客さんもいて、「地下の隠れ家」という表現がしっくりきます。

日本酒も酔いけれど、まずは乾杯用に1杯。
瓶ビールが黒ラベルだというのも、シブいですな。

いただきます

■サッポロエビス 樽生(690円)、芋焼酎 福茶庵オリジナル(600円)
「日中は暑かったからねぇ」と、相棒はクリーミーな泡の生ビールを。
一方、ワタクシは温かいお湯割りをいただきます。
う~ん、イイ香り。
割り加減も絶妙です。

■お通し
今回予約したのは、8品3,000円のにぎわいコース。
アジの南蛮漬と煮びたし、こんにゃくの煮物でスタートです。
お酒に合わせて心もち濃いめの味ですが、ていねいな仕事に期待が高まります。

■お造り
本マグロにしめサバ、メダイの3種。
みずみずしい口当たりを口のなかで慈しんでいたい。

■焼物
ブリの照り焼きと豚肉の味噌漬け。
豚肉に味噌がよく浸みています。
焼酎おかわり、持って来~い(笑)

といいつつ、日本酒の飲み比べへ。
飲んだことのない銘柄で、地域も系統もできるだけ重ならないように選ぶのは、案外難しいのです。

■利き酒セット(600円)
(左)野武士 原酒(正木酒店・愛媛県宇和島市)
ガツンと来る辛さ。
四国のお酒というと柔らかな印象がありますが、意外な感じです。
渋味が強く、照り焼きと好相性。
https://www.facebook.com/sakeNOBUSHI/

(中央)吉田蔵 大吟醸(吉田酒造店・石川県白山市)
「キリッとしている」
「口当たりは甘いけど、ベタッとした感じがないのが酔いね」
https://tedorigawa.com/

(右)国権 山廃純米(国権酒造・福島県南会津町)
山廃というだけにクラシックな感じ。
少し渋味があり、豚の脂とよく合います。
http://www.kokken.co.jp/

■自家製豆腐
自家製豆腐は、温かい状態を塩でいただきます。
市販の豆腐ほど固くなく、おぼろ豆腐ほどふわふわでもない独特の質感。

■揚げ物
揚げ鶏は、油淋鶏を上品にした感じでジューシー。
揚げ栗は、木の実の自然な甘さが塩で引き立ちます。
「縄文時代の味がする」
相棒の表現がいい得て妙です。

■煮物
甘さ控えめであっさりとした豚の角煮と、少ししょっぱめでショウガを効かせた銀ムツの煮物。
前者は焼酎向け、後者は日本酒向けです。

■蟹しんじょう
ヒトサラでもおすすめの筆頭に載っている、創業以来人気の一品。
揚げたてを特製のだしでいただきます。

箸を入れる時はプリッとして、口のなかでふわりほろり。
だしにくぐらせると、せっかくのカニの風味がもったいないかな。

■お食事
まわりから聞こえてくる注文は、圧倒的に焼きおにぎりだったのですが、大将が「この後、おそばを用意しますね」と。
信州人の我々が、まさかこういうところでそばを口にしようとは…(汗)

店舗情報

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