5月18日。もうひとつのルートで岩国方面へ向かいます
手短に腹ごしらえを済ませ、徳山駅に舞い戻ってきました。
1番ホームから発車する山陽本線、3番ホームから発車する岩徳線ともに岩国行きですが、
我々は3番ホームへ。
13時48分発の岩徳線で、東へ折り返します。
列車はたらこ色のキハ40。
1両編成のワンマン列車です。
西日本の気動車といったら、やっぱりコレですよね。
ボックスシートで、お手洗いも付いているのをいいことに、
発車早々「居酒屋岩徳線」オープン。
「獺祭」が、しみじみおいしゅうございます。
周防久保で足止めを食う
徳山を発車してから、およそ20分。
4駅目の周防久保でアクシデントは起こりました。
行き違いでもないのに、なかなか発車しないなぁと思っていたのですが…。
「この先の線路で火災が発生したため、状況確認をしております」
まさかの事態に、酔いも覚めるよう。
相棒はカメラを手に、様子を見に行きました。
マジで煙上がってますよ…。
運転士が消火器で消火を試みるも、鎮火には至らず、
消防の到着を待つことになりました。
消防車に加え、救急車、パトカーもやってきて、イナカの無人駅は大騒ぎ。
ただでさえひとりで完結しなければならないことが多いワンマン運転の運転士ですが、消火活動だけでなく、第一発見者として事情聴取まで受けることになり、さぞかし大変だったと思います。
そんなこんなで、運転再開となったのは15時近く。
本来なら、このころには目的地に着いていたはずなんですけどね。
路線情報
★岩徳線
岩国~櫛ケ浜間の15駅、43.7km。
(ごく一部の区間列車を除いて)すべて山陽本線に乗り入れ、岩国~徳山間で運行されている。
全線単線、非電化で、運用車両はキハ40形またはキハ47形。
山陽本線の短絡線として計画された経緯があり、現在も経路特定区間として、山陽本線および山陽新幹線で通過する場合の運賃は岩徳線経由の距離で計算される。
また、通過利用を含めて全区間で交通系ICカードは使用できない。