5月18日。薩長同盟ソフトクリーム@500円
岩徳線が遅れたために大幅に予定がずれ込みましたが、順番を入れ替えることで、岩国のひと口グルメも無事クリアできました。
5連アーチを有する「日本三名橋」
ということで、軌道修正。
錦川沿いに出て、錦帯橋に向かいます。
「日本三名橋」「日本三大奇矯」に数えられるだけあって、インパクトあるフォルムです。
おっと、コッチの写真でしたね(笑)
錦帯橋は、国の名勝に指定されている5連アーチの木造橋。
岩国城の築城以来、洪水でたびたび流出してきた橋に代わり、洪水に耐えられる橋をと、江戸時代初期の1673年(延宝元)に3代目岩国領主の吉川広嘉によって建造されました。
川幅約200mの河川内に4つの橋脚を有し、中央3連がアーチ橋、両端が桁橋構造を持つ反橋。
巻きガネとカスガイを使った木組みの技法で造られており、現代の橋梁工学から見ても非の打ちどころがないといわれています。
では、渡りましょう
橋のたもとの料金所は、午後5時までの営業。
それ以降は、夜間料金箱に現金を投入する運用になっています。
入橋券は往復分になっており、大人310円、子ども150円。
券面の写真でライトアップされた錦帯橋と岩国城を見ることができます。
日差しは傾いてきたとはいえ、照り返しもあってなかなか暑い。
桁橋を下ってから、階段でアーチ橋を上り返します。
上って下っては、年配の人には結構キツイはず。
若い人でも、歩きやすい靴は必須といえるでしょう。
あっ、屋形船。
屋形船に乗って見上げる錦帯橋も、きっとステキなんでしょうね。
現在200種。日本一のソフトクリーム
対岸に渡ると、「ナニコレ珍百景 認定店」の看板を掲げる店の前に列ができていました。
日本記録更新中のソフトクリームの数は、現在200種類。
どんなラインナップがあるんだろうと眺めていたら、相棒の直後で「コチラで最後にします」と締め切られました。
閉店ギリギリ、なんというタイミングでしょう。
コチラに並ぶサンプルは、ほんの一部。
ベーシックな定番からミックス、期間限定品と、注文カウンターまわりを埋め尽くすメニューが圧巻です。
200種類ってことは、毎日1種類ずつ食べても制覇するまでに半年以上かかるという計算ですよね…。
注文の間に中の様子をのぞいてみると、
決して広くない空間にソフトクリームマシーンが詰め込まれています。
機械のメンテナンスも大変だし、どのフレーバーがどのマシンに入っているかを覚えるのも大変そう。
日本一を維持するのは容易ではないですよね。
■薩長同盟ソフトクリーム(500円)
200種類のラインナップのなかには、ネーミングがユニークなモノも。
山口県産の夏ミカン+鹿児島県産のサツマイモで「薩長同盟」というセンスに、思わずひざを打ちました。
サツマイモだけだともったりしてしまうところに、柑橘のさわやかさが加わって食べやすい。
長州の日本酒より、薩摩の芋焼酎に合わせるほうが酔いかな。
そうこうしている間に、まわりの店はすっかり店じまい。
橋を渡り返し、バスターミナルの屋上から錦帯橋を俯瞰します。
来る時は列車でしたが、ココから市街地へは路線バスで。
赤いレトロバス「いちすけ号」は、岩国市出身で日本中に電気を広めた藤岡市助博士の偉業にちなみ、かつて岩国市内で運行されていた路面電車をモデルに製作されたんですって。
電車型バス「いちすけ号」:https://iwakuni-bus.com/sharyo-ichisuke.htm