SLパレオエクスプレス、リベンジを図る その5「機回しのお時間です」

6月9日。転車台公園で回せ、回せ

さて、イブクロがひと心地付いたところで、相棒はひとりでSL転車台公園へ。

ひとつ東の踏切を渡り、駅の裏手へ回り込みます。

入り口の案内板も駅標風。
丸くて大きな相棒の大好物(転車台)はすぐ目の前です。

機関車のひく列車は、前後に運転台のある列車と異なってそのまま折り返すことができないため、編成の先頭部に付いている機関車をいったん切り離して方向転換した後、編成の最後部に接続しなければなりません。
この作業が「機回し」または「機関車回し」
機関車の方向転換に使われるのが、この転車台なのです。

そして、先頭を熊谷方面に向け、客車と再び連結されました。

さらに熊谷までシュッポッポ

折り返しの「SLパレオエクスプレス」は、14時05分発。
その次の普通列車は40分以上待たなければならないうえ、途中での乗り換えが必要。
天気もいよいよ崩れてきたので、帰りも課金しちゃうことにしました。

来る時にワクワクしながら乗った列車なのに、帰る時は気だるさと寂しさが交錯します。

ホームから手を振ってくれる人がいないのも、なお寂し。

■シロクマ ヘイジーIPA(690円)、みそぽてと(250円)
ボックスシートの窓側向かいの席にしてもらえたのをいいことに、行きの車内販売で買ったクラフトビールと、駅そばと一緒に買ったみそぽてとで飲み鐵の続きです。
みそぽてとは、蒸かしたジャガイモを天ぷらにし、甘めの味噌だれをかけた、秩父地方で定番のおやつ。
ぼってりとした野暮ったさを、ホップ香るIPAで流しつついただきます。

さらに行きの列車で意気投合したおふたりと再会し、ビールの差し入れをいただきました。
さんざん飲んだ時にクールダウンするには、スーパードライも案外悪くありませんね。

行きはC58の息づかいが感じられる一番前の車両でしたが、帰りは最後尾。
カーブを曲がっていく姿が絵になります。

かくして、出発からおよそ6時間をかけて熊谷駅へ戻ってきました。
さすがにくたびれたので、熊谷からは新幹線で…。

やっぱり乗り心地が違いますなぁ(爆)

熊谷から長野までは、北陸新幹線で1時間10分足らず。
まるでタイムスリップしたかのようなギャップに改めて驚いたのでした。

路線情報

★SLパレオエクスプレス
秩父本線の熊谷駅-三峰口駅間にて運行している、蒸気機関車 (SL) 牽引による臨時急行列車。
1988年(昭和63)に熊谷市で行われた「’88さいたま博覧会」の開催を記念して運行が始まった。
土休日を中心に概ね3月中旬から12月初旬の期間に運行され、冬季は運休となる。
https://www.chichibu-railway.co.jp/slpaleo/about.html

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