2024 はたこトラベル創立記念旅行 1章5節「A列車で行こう」

12月14日。Aハイボール@550円ほか

熊本の美味をいただいた後、おつまみを見つくろったら、乗り鐵のお時間です。

今回のターゲットは、三角線(あまくさみすみ線)を走る特急列車「A列車で行こう」
ジャズの名曲「A列車で行こう」にちなんで名づけられたこの列車の「A」は、「天草 (Amakusa)」の「A」と「大人 (Adult)」の「A」の意味が込められているのだそうです。

黒×ゴールドのアダルトなデザイン

「A列車で行こう」は、5番線の切り欠きホームからの発車。

何人もが寄り集まってカメラを向けていましたが、

我々は先回りして、先頭からの姿をカメラに収めます。
黒をベースにゴールドのアクセントを利かせたデザイン。
これまでに乗った「指宿のたまて箱」「ふたつ星4047」と同じく、水戸岡鋭治氏のデザインです。

湯治部仕上げ合宿 Mission23「『いぶたま』で行こう」

2022 はたこトラベル創立記念旅行 2章3節「ふたつ星4047 設備編」

側面からも、ヨーロッパの長距離列車のような雰囲気が漂います。

とはいっても、終点の三角まではわずか1時間強。
さぁさぁ、早く乗っちゃいましょう。

「A列車で行こう」は、全席指定の2両編成。
2号車の三角寄りには、3~4人のグループ用のボックスシートがあります。
折りたたみ式のテーブルが広々と使えそう。

窓に面したキッズ用のフリースペース。
ステンドグラスと木のテーブルが温かみを感じさせます。

では、1号車へ。

バーコーナーは、酔いひとときのお供を買い求める人たちでごった返しています。
コチラは落ち着いてからリサーチすることにして、ひとまず席まで行きましょう。

その途中にはゴージャスなソファーも。
日付のプレートとともに記念撮影をどうぞ。

三角方面への下り列車は右側に有明海を見ながら走ることから、我々は右側のC席、D席を確保。

窓が大きくて明るい感じがしますね。

ハイボール片手に酔いひととき

発車時間が近づいてきましたが、バーコーナーがまだ混みあっていたので、買い出しは相棒ひとりで行ってもらいました。

こんな雰囲気ななかで飲みたいのは、やはりハイボール。
この日、Aセレクトハイボールの扱いはありませんでしたが、

期間限定でりんごハイボールがあるというので、ひとつはコチラをいただくとしましょう。

支払いは交通系ICだけでなく、各種クレカやQRコード決済も利用可。
ストローや箸はセルフサービスになっています。

■Aハイボール(550円)、りんごハイボール(600円)、一口からし蓮根(430円)
右側のAハイボールはデコポン入り、透明感のある左側がりんごハイボール。
どちらもカップの底に果肉が沈んでいるので、ステアしながらいただきましょう。
でも、紙製のストローはすぐに崩壊(爆)
熊本名物のからしレンコンも、このようなひと口サイズなら、ちょい飲みのお供にちょうど酔いですね。
おだ商店:https://www.odarenkon.com/

三角に向けてしゅっぱ~つ

特急「A列車で行こう」は、熊本駅を発車した後、宇土までは鹿児島本線を南下。
三角線に入ってからは網田(おうだ)に停車し、三角までの36kmあまりを1時間強で結びます。

車両基地には、アイボリーに青いラインのキハ40系。
ディーゼル機関車も見えますね。

坪井川を渡ると、ほどなく左手に貨物ターミナルが広がります。

住宅街を抜け、熊本から10分でひとつ目の停車駅、宇土。
その先、三角半島の海岸沿いを走る様子は、コチラの動画からどうぞ。

国の登録有形文化財の駅

13時32分、特急「A列車で行こう」はふたつ目の停車駅、網田に到着しました。
「網田では25分間停車します。発車は13時57分です」
1時間ちょっとの所要時間の半分近くを費やす駅(しかも停車するのは、熊本→三角の下り列車のみ)
乗客もぞろぞろと列車を下りてきます。

この網田駅は日本の渚100選・日本の夕陽100選の御輿来(おこしき)海岸の最寄り駅であるとともに、

三角線の9駅のうち、1899年(明治32)の開業当時の駅舎が現存する唯一の駅。
2014年(平成26)には、国の登録有形文化財に登録されています。

しかし、肝心の駅舎は老朽化のため、2026年(令和7)夏まで耐震改修工事を行っており、

プレハブの仮駅舎で業務を行っています。
記念グッズを販売しているのもたくましい。

工事中の現状において、25分の停車時間は駅だけで過ごすには長すぎるし、御輿来海岸まで足を延ばすには短い。
せめて台湾みたいに、防護シートに完成予想図を描いてくれればお楽しみも増えるのでしょうが。

路線情報

★特急「A列車で行こう」
熊本市と天草諸島を結ぶルートの一角を形成する観光列車として、2011年10月8日に運行開始。
2024年12月時点では、土日祝を中心に1日2往復の運行。
三角駅で三角~天草松島を結ぶ定期航路「天草宝島ライン」と接続している。
キハ185系気動車を使用し、2両編成で運行。全席指定。
https://www.jrkyushu.co.jp/trains/atrain/

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