2024年はたこトラベル創立記念旅行 2章6節「島原名物をいただきます」【ほうじゅう(島原市)】

12月15日。ガンバずし定食@1,400円ほか

神代から下り列車に乗って、島原に到着したのは午後2時。
四半世紀以上前に島原を訪れたことのある相棒が「あの名物をもう一度食べたい」というので、お昼ごはんを我慢してきたのです。

島原の駅舎は、白壁と瓦屋根、石垣のある外観が特色。
ココも駅名の表示は「驛」になっています。

そして、赤子を背負った銅像の正面に見えるのは島原城。

ひとまず島原城に向けて、緩やかな坂(七万石坂)を上っていきます。
2024年は築城400年として、記念事業が行われていたようです。

突き当たりを左に折れて、堀端通りから島原城を望みます。
堀一面にレンコンが自生していて、コロナ禍前まではレンコン掘り大会も開かれていたんですって。

坂を下っていくと、島原市役所。
手前のアーケードを南へ進みます。

アーケード街の寂しさは否めませんが、脇道には酔さそうな飲み屋がいくつか見られました。

アクセス

しばらくアーケード街を歩いた後、十八親和銀行を目印に東に折れ、

ふたつ目の角を右に曲がると、鯉の泳ぐまち。
石畳風の舗装のせいか、広々と感じます。
「おっ、あそこだ」
相棒は、右手に見える鯉の看板を指さしました。

観光交流センターのはす向かいにある郷土料理の店「ほうじゅう」
通し営業をしていることを条件に選んだお店です。

店先の黒板メニューにお目当ての品があることを確認して、

のれんをくぐります。

店内の様子&メニュー

店内は、水路を挟んで右側がカウンター席、左側が座敷。
我々は入り口に一番近い座敷に案内されました。

島原の味を単品や定食で。

それ以外の定食や丼モノも各種。

いかにもお酒のアテみたいなラインナップを見ていたら、

飲みたくなるのは、必然の流れです。

その他にもコースがあったり、

手書きのメニューがあったり。
飲みからごはん、喫茶まで網羅していて、観光客にも地元の人にも使いやすそうです。

いただきます

■お酒 2合(800円)
足元からシンシンと冷えてきたので、温かいモノが飲みたい。
銘柄は不明ですが、甘めのお酒です。

■ガンバずし定食(1,400円)
ふぐの押し寿司とかんざらしに、具雑煮またはソーメンが付いた、島原の名物を網羅した定食。
そうめんを選びました。

ガンバとは、島原方言でフグのこと。
あまりにおいしいので、命と引き換えに「棺桶(=がんば)」を用意してでも食べたいというのが由来だそうです。
そんなガンバを梅肉、大葉と合わせて、押し寿司に。
崩れやすいので、慎重にいただきます。

かんざらしは、白玉粉でつくったおだんごを島原の湧水で冷やして、蜜をかけたシンプルなスイーツ。

ソーメンは、シイタケとタマネギが入った透明感のあるおつゆであっさりと。
麺はつるつるとして、コシがあります。

■ふぐがねだき(1,260円)
せっかくなので、ガンバ料理をもう1品。
九州の甘い醤油を使って炊いているからか、テーブルに置くか置かないかのうちから、甘い香りがプンプンとしてきます。

フグの身は弾力がありすぎて、箸でほぐすのにひと苦労。
味や食感も、魚よりも鶏に近いと感じます。
かなりのしっかり味ですが、日本酒とめちゃめちゃ合うっ!

■具雑煮(700円)
四半世紀ぶりの島原再訪で、相棒が食べたいと願っていた具雑煮。
島原の乱(1637年)の時、天草四郎らの反乱軍が籠城するにあたって、餅を兵糧として蓄えさせ、山海の具を集めて雑煮を炊いたのが起源とされます。

具雑煮で有名なのは、島原城そばに本店のある「姫松屋」ですが、コチラの店では、鶏肉とゴボウで風味を加えた甘めのだしに、切り昆布や高野豆腐が入っています。

とはいうものの、我々が今晩泊まるのは、料理自慢のお宿。
この時間にお雑煮なんて食べてしまったら、晩ごはんをおいしく食べられそうにありません。

なので、ゆとろぎ温泉のそばにある足湯に浸かって腹ごなし。

さらにひと駅先まで歩いて、上り列車に乗り込みます。

店舗情報

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