12月15日。ちくわ@250円ほか
長洲港から45分の船旅で、有明海の対岸、多比良(たいら)港に着きました。
下船口からターミナルの階段を下りて目に入ったのは売店。
長洲港の売店は開店前で見られなかったことだし、ちょっと様子を見てみましょう。
長洲港の売店がコンビニ感覚なのに対し、コチラはみやげ物が主体で規模も大きい感じ。
ささやかながら、軽食もやっているみたいです。
相棒に手招きされて近づいた先には、角煮のパネル。
しかし、相棒の視線をたどっていくと…。
ちくわ、とうふ蒲鉾、野菜天。
練り物だけのために冷ケースひとつが用意されているのを見たら、何だかんだでココロひかれちゃいます。
というわけで、ひとつゲット。
ずっしりとして、立派なちくわですなぁ。
かまぼこの町、多比良
フェリーターミナルから最寄りの駅へ歩いていくと、国道251号の交差点との角に1軒のかまぼこ屋を見つけました。
「『みゆき蒲鉾本舗』だって」
「さっき買ったちくわとは、別のところみたいだね」
時刻は9時前。
「まだ開いていないだろうなぁ」といいながら入り口から覗いてみると、お客さんの姿がありました。
こんな時間から開いているなんて!
しかも、こんな時間から買いに来る人がいるなんて!!
冷ケースに並ぶかまぼこの数々に、思わずコーフン。
ココにもとうふ蒲鉾がありました。
半月後のお正月まで日持ちするのなら、買って帰るんだけどなぁ…。
何も買わずに店を出ようとしたところ、レジ前に訳あり品を発見。
税込108円の表示と、QRコード決済が使える気軽さに衝動買いです。
さぁ、駅へ急がなくっちゃ。
国道251号に沿って進み、国見高等学校の案内看板を目印に右へ。
国見高校へは、サッカー好きのごはん仲間、Cさんがすごく行きたがっていたんですよね。
そして、踏切を渡って道なりに回り込むと、
ココにもかまぼこの店があり、
さらに路地を入った先にもう1軒。
かまぼこが多比良の特産品であることを、改めて実感したのでした。
居酒屋しまてつ
さて、ココからは「雲仙・有明スローラインきっぷ」を使って、「しまてつ」こと島原鉄道を乗りつぶします。
多比良港から最寄りの多比良驛。
島原鉄道の多くの駅では「駅」の代わりに旧字体の「驛」が使われているのです。
島原鉄道24駅のうち、多比良は6つある有人駅のひとつ。
通常の乗車券に加え、乗り放題きっぷや回数券も取り扱っています。
ホームは2面2線で、駅舎側が上り線(諫早方面)
下り線(島原港方面)のホームには、サッカーボールの石像があります。
9時13分発の上り列車で、まずは諫早へ。
1両編成の列車は、クロスシートとロングシートの併用車両になっています。
車内の吊り広告は、基本的に自社広告。
鉄道むすめが国見高校を応援しているのも、のどかですな。
■ちくわ(250円)、ヱビスビール(265円)
では、独特のエンジン音と揺れを感じつつ、飲み鐵とまいりましょう。
一般的なちくわのイメージからは想像できない弾力。
「プリプリ」じゃなくて「ブリブリ」という表現がしっくりきます。
味もギュッと詰まって濃いから、しっかりした飲み口のヱビスを合わせたのは正解でした。
あぁ、書きながら思い出したら、また食べたくなっちゃった(笑)
多比良からおよそ50分。
ちくわとビールの余韻に浸っているうちに、終着の諫早に到着。
折り返しの列車まで中途半端だからと、駅からは出ずに、みやげ物を調達したり、
オリジナルグッズの販売コーナーを眺めたりして過ごしました。
そして、コチラのきっぷを買い求めたら、
先ほど乗ってきたのと同じ黄色い列車で、乗ってきたルートを引き返します。
■inチーズ(150円)、杵の川特別純米磨き60(577円)
みゆき蒲鉾で買った訳あり品と、駅ナカで買った諫早の地酒で飲み鐵第2弾。
正式な商品名は不明ですが、かまぼこのなかからチーズが飛び出してきて、お酒とピッタンコ。
板に付いたすり身も、歯でこそげ落として食べつくしました。
多比良に立ち寄ることがあるなら、ちくわorかまぼこはマストバイですよ~。