2022 はたこトラベル創立記念旅行 3章1節「長崎から博多へ」

12月3週目の週末、「はたこトラベル」創立記念日(=誕生日)を挟んで、業務提携先の「ぱおず旅行舎(=相棒)」とともに、福岡~長崎を旅してきました。
今年は両社を足してちょうど100周年となる、スペシャルな記念日。
本来なら時系列を追って旅行記を書き進めるところですが、最終日に起こった出来事があまりにキョーレツだったため、その日の朝からのスタートといたします。

12月18日。えぇ~っ、マジですか!?

長崎駅前のホテルをチェックアウトして外へ出ると、まさかの雪。

昨日訪れた先で「夜は降るらしいですよ」と聞いてはいましたが、朝になってもこれほどの降りが続くとはビックリです。
ってか、さっきより激しくなってない!?

駐車場のクルマも雪化粧。
ホントにココは、長崎ですよねぇ??

駅へ着くころには、帽子も上着もびしょびしょ。
でもココまで来れば、もう濡れる心配はないもんね。

西九州新幹線「かもめ」に乗る

長崎からの帰路は、9月に開業した西九州新幹線「かもめ」とそれに接続する特急「リレーかもめ」で。
どちらも同じ「8号」ということで、一貫性を持たせています。

2年前に長崎を訪れた折には、全線開業しなければ使う人はいないんじゃないかと思った中途半端な新幹線ですが、朝、長崎を出て、10時前に福岡空港に着けるんですから、それなりに価値があるといってよさそうです。

13番ホームに上がると、すでに7時45分発のかもめ8号が入線していました。
白とJR九州レッドのツートンにゴールドのアクセントが入った新しい車両、カッコイイ。

側面には、3つの輪と正面から見たカモメの翼を重ねたシンボルマークが描かれています。

JR九州の社長による筆跡だという「かもめ」の毛筆書体も斬新。
にしても、どうしても博多行きと主張したいようで(笑)

ほどなくドアが開いて、乗車が始まりました。

指定席のシート配列は2-2で、東海道・山陽新幹線のグリーン車並み。
木の背もたれがカジュアルな雰囲気です。

荷物置き場はおおかた埋まっていましたが、

キャリーケースなら、足元に置いても十分余裕。
普段利用している「あずさ」とは比べ物になりません。

我々が乗った2号車のシートは、グリーンをベースにした獅子柄。
1号車、3号車、自由席の4~6号車は、デザインが違うそうですよ。

ひじ掛けの下にはコンセントがあり、

ひじ掛けを開けると、木製のテーブルが収められています。
PCを開くには、いささか狭いかな。

なお、フリーWi-Fiも利用できますが、乗車時間もそれほど長くないし、電波が不安定なので、とりあえずあるという程度に考えるのがよろしいかと…。

長崎を発車した「かもめ」は、雪景色のなかを最高時速260km/hで走っていきます。
コレが九州の風景だなんて、信じられない…。

「天候調査中」って??

普段なら窓にへばりついて外を眺めている相棒が、スマホと首っ引き。
「福岡からの松本便、天候調査中だって」

メールを開いて、この日2回目の「マ~ジ~か~!!」

朝イチのFDA200便は、強風のために欠航が決定。
我々が乗るFDA204便もあくまでも天候調査中とはいえ、ネットで松本の天気予報を調べる限り、通常通り飛べるとは思えません。
「欠航ならともかく、目的地変更でとんでもないところに連れて行かれなければいいんだけれど…」
博多駅で若干時間が取れるはずでしたが、この状況では早めに空港へ行ったほうがよさそうです。

長崎からわずか30分。
新幹線「かもめ」は、終着の武雄温泉駅へとさしかかります。
あ~ぁ、せっかくの西九州新幹線体験だったのに、天候調査中騒動に振り回されているうちに終わってしまうなんて。
天候調査中のバカぁ~(涙)

武雄温泉駅では、向かいのホームにスタンバイしている「リレーかもめ」にバトンを渡します。

「リレーかもめ」については、2日目に乗った際の記事で改めて。
まぁ、焦っても何ができるわけでもないし、初日に買ったワンカップでも開けますか。

路線情報

★西九州新幹線「かもめ」
昭和48年に整備計画が決定された九州新幹線西九州ルート(福岡市~長崎市)のうち、2022年9月23日に武雄温泉~長崎間の5駅、66.0kmが開業。
開業時点での運行本数は、日中時間帯がおおむね毎時1本、朝夕は毎時2本の1日47本。
専用車両のN700Sにて、自由席車3両+指定席車3両の6両編成で運行されている。

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