6月6日。朝、相棒がトートツに
「魚の天ぷら食べたい」
脈絡のなさに目がテンになりましたが、いわれてみれば天ぷらも悪くない。
「お江戸ならともかく、コッチじゃ難しいと思うけれど…」と続けるなか、即座にGoogle Mapを開いて「天ぷら」と打ち込みました。
「揚げたての天ぷら屋、だって」
場所は松本合同庁舎の近く。
クルマでないと行きにくいと思っていたら、相棒が声を上げました。
「ココって、ウチらが近くに住んでいたころに何度か足を運んだ中華居酒屋じゃん」
アクセス
県道320号沿い、堀米新田交差点と蛇原橋交差点の間。
公共交通機関を使用する場合、松本電鉄上高地線・信濃荒井駅（1.0km）が最寄り、次いで近いのがJR大糸線・北松本駅（1.2km）となっています。
また、JR大糸線・島内駅からも1.5kmほど。
初めて訪れる人が通らないような裏道をぶらぶら歩いているうちに、ほどよい時間となりました。
店内の様子
我々が引っ越したのと前後して、店舗が建て替わって沖縄料理屋となりましたが、4年前に当時のオーナーからこの店を借りて天ぷら屋として営業を始めたとのこと。
天井が高く、開放的な雰囲気がどことなく沖縄です。
大将と女性スタッフのふたりで切り盛り。
我々が一番乗りでしたが、ほどなくご近所さんとおぼしきお客さんでほぼ満席になりました。
カウンターには、地酒の一升瓶がズラリ。
この時期しか食べられない根曲竹の天ぷらもそそりますのぉ。
メニュー
定食も天丼も1,000円以下。
単品もひとつ150～200円と、気軽に追加できるお値段です。
コース料理やお弁当は予約制。
盛り合わせや天重などの持ち帰りは、STAY HOMEにも重宝しそうです。
揚げたての天ぷらには、冷たいビールやハイボールも酔いし、
しっとりと地酒を傾けるのも一興。
すぐ近所で育てた酒米を使ったお酒があるかと思えば、
県内各所のおススメ銘柄も。
青森のじょっぱりも、オイシイお酒ですよね。
いただきます
■おススメ天定食（950円）
「おぉっ、ウツクシイ!」
衣は薄く、具材は鮮やか。
家庭料理の延長とは一線を画す、プロの天ぷらです。
エビとイカ、野菜かきあげは定番。
魚2種とあるところ、シシャモととり天となっていました。
「とり天、ふっくらと旨味を閉じ込めていて、めちゃウマい!」
大葉はパリッとしてサクサク、サツマイモは甘くてホコホコ。
野菜かきあげも、野菜細めでカリカリが楽しめます。
■海鮮天丼（1,000円）
コチラは、シシャモととり天の代わりにイワシとキスで。
相棒がキスを食べたがっていたため、シシャモ天とトレードしました。
海鮮類は、完全に火が通り切る直前の絶妙なタイミングで提供。
茶わん蒸しや煮物、味噌汁もだしの味が優しくてホッとします。
「こんなところで天ぷらの店なんて…と思ったけれど、繁盛するのも分かるなぁ」
揚げ物、とりわけ天ぷらはアウトソースするに限りますね。
店舗情報
天ぷら屋 幸たろう
ジャンル：天ぷら
アクセス：松本電気鉄道上高地線信濃荒井駅 徒歩12分
住所：〒390-0852 長野県松本市島立645-1（地図）
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情報掲載日：2020年6月6日
