湯治deグルメ 平湯温泉編 【ひらゆの森(高山市)ほか】

2月12日。傷ついたカラダを癒やすのは…

自転車で転倒して鎖骨を骨折した相棒のオペの間、待合室で読んでいたのは、阿部寛主演の映画で知られるようになった『テルマエ・ロマエ』のマンガでした。
ローマ帝国の時代から、傷ついた身やココロを癒やしてきた温泉。
きっと、相棒の療養にもプラスになりますよね。

アクセス

ボルトを入れるための傷口がふさがり、入浴が解禁になった最初の週末。
松本平からひと山越えて、岐阜県の平湯温泉にある「ひらゆの森」へとやって来ました。

安房峠有料道路の料金所を過ぎ、平湯IC交差点を神岡・安房峠方面へ200mほど。
この界隈では最大級の温泉施設ですが、雪の壁で入り口を見逃してしまい、平湯バスターミナルまで行っちゃいましたよ…(汗)

館内の様子

コチラのお風呂は、すべて良質なかけ流し。
森にかこまれた露天風呂で温泉を満喫するのはもちろんのこと、合掌造りの広々した休憩所でごろ寝したり、レストランで郷土の味に舌鼓を打ったりと、日帰りでも泊まりでもゆったり過ごせる温泉リゾートです。

靴を脱いで上がったら、検温・消毒を済ませ、入場券を買い求めます。

大人600円、3歳~小学生の子どもは400円。
ボタンに描かれているサルのイラストにも注目です。

豊富な湯量を誇る平湯温泉は、カルシウムやナトリウム、マグネシウム、炭酸水素塩などを含み、胃腸病やリウマチ性疾患、神経症、皮膚病をはじめとするさまざまな症状に効果があるとのこと。
白濁した湯には、湯の花がいっぱい浮かんでいます。
お湯が湧き出しているあたりにできた結晶の形に、トリッパを思い浮かべてしまったのはココだけの話(笑)

「ひらゆの森」の日帰り入浴・お風呂に関して詳しくはコチラからどうぞ。
http://www.hirayunomori.co.jp/spa01.html

腹ごしらえのお時間です

1時間ほどかけて平湯の湯を堪能した後は、ランチタイム。
合掌造りの休憩所からしばし廊下を上って行った先に「食事処 もみの木」があります。

入り口にもメニューがありますが、とにかく入ってしまいましょう。

広々としたお座敷は、床暖房完備。

その先のテーブル席は、森に包まれているような雰囲気を味わえます。

メニュー

メニューの筆頭は鉄板焼き。
立派な飛騨牛の写真が目を引き付けます。

でも、安心してください。
麺類や定食といった手ごろな価格のお品もありますよ。

ページをさらにめくると、朴葉みそや川魚といった郷土の味が。
おつまみも充実しているので、ドライバーでなければ飲むのだってアリです。

人との接触を抑えたいコロナ禍において、スマホでオーダーができるのは興味深い。
と思ったら、我々が座った席ではQRコードの用意ができていませんでした…。

いただきます

■朴葉みそ定食(1,100円)、鶏レバーしぐれ煮(400円)
朴葉みそ定食はいっさい肉っ気なしなので、ベジタリアンでも大丈夫。
少しでも血や肉、骨になるようにと、相棒の好きな鶏レバーを追加です。

味噌やネギ、キノコなどを朴葉の上に乗せ、固形燃料で焼き焼き。
ご飯もお酒も進むお品を考えた先人の知恵には、敬意しかありません。

■岐阜県産ハラミ(1,800円)、ご飯セット(300円)
一方、湯治ドライバーの報酬は立派なお肉。
気分も上がるし、映えだってバッチリです!?

このサシの入りようは、まさに「ウツクシイ」のひとこと。
でも、ハラミって本来それほど脂質が多くない部位だったような…。

さっそく鉄板で焼き焼き。
個人的には、しっかり焼いて脂を落としたほうが歯切れもよくオイシイと感じます。

結局、一番安心するのは、このスタイルですね(笑)

「ボクにもひと切れちょうだい」
ということで、朴葉みその上に牛ハラミをオン。
岐阜の名物同士が織りなすコラボです。

デフォルトのタレももちろん悪くありませんが、肉の脂とみそがマッチしてめちゃウマさん。
ただし固形燃料の火力では心もとないので、鉄板である程度焼くのがおススメです。
ちなみに、箸で取り切れなかったみそを奪って食べ尽くしたのはココだけの話(笑)

店舗情報

関連ランキング:旅館 | 高山市その他

名物「はんたい玉子」もお忘れなく

その後、温泉街を散策がてらやって来たのは「つるや商店」
お目当ては、名物のはんたい玉子です。

はんたい玉子は店頭でのお召し上がりのみ。

店内で支払いを済ませると、おばちゃんが源泉から玉子を取ってくれます。

■はんたい玉子(50円)
ビニール袋のなかには、ジップロックに入った塩も。
感染拡大防止の観点から、食べた後の殻はビニール袋に入れて口をしばり、ふた付きのポリバケツに捨てるのがお約束です。

はり紙のアドバイスに従い、上部3分の1で割って殻をむいていきます。

ぶるぶるとした白身をこぼさないようにすすりながら食べ進むと、しっかりと固まった黄身が顔を出します。
うん、温泉卵としてフツーにオイシイ。

改めて感心させられる大地のチカラ。
相棒の療養にかこつけて、しばし近場の湯治を楽しもうと思います。

関連ランキング:その他 | 高山市その他

にほんブログ村 旅行ブログへ
にほんブログ村

“湯治deグルメ 平湯温泉編 【ひらゆの森(高山市)ほか】” への1件の返信

コメントは受け付けていません。