10月3日。浮城と“映える”鳥居と
3日目もイイ天気。
空港へ移動する前に、三原駅周辺を少し観光とまいりましょう。
駅からしかアプローチできないお城
まずは駅構内からコチラへ。
三原城は、「三矢の訓(三本の矢)」のエピソードでも知られる小早川隆景の築城。
三原沖の大小の島をつないで築かれ、東西約900m×南北約700mの範囲に、本丸、二の丸をはじめ、32の櫓と14の城門がありました。
当時はこの城の姿が、満潮の際に海に浮かんでいるように見えたことから「浮城(うきしろ)」と呼ばれたとのこと。
豊臣秀吉や徳川家康もこの城を訪れ、すばらしさに感動したといわれています。
小早川隆景と「三矢の訓」について → 三原観光navi【特集】
階段を上って外に出ると、ちょっとした公園風。
振り返ると、新幹線ホームが目の前です。
際まで行ってみると、真下がお堀になっています。
駅からしかアプローチできないお城というのも珍しいですが、そもそも昭和50年の山陽新幹線開業とその後の三原駅高架化により、城地が寸断されて現在の姿になったとのこと。
時代が時代なら、超駅チカ物件ですよね(笑)
宗光寺小路を経て大島神社へ
その後、駅の北側に出て、
山すそに近い宗光寺へ。
前出の小早川隆景が、親である毛利元就夫婦を弔うために居城内に建てたお寺です。
山門の四脚門は国の重要文化財に指定されているのだとか。
そして、宗光寺小路と呼ばれる路地を歩いて行くと、視界の左手に朱色の鳥居が立ち並ぶ階段が飛び込んできました。
扁額には「大島神社」の文字。
鳥居のあまりの真新しさにご利益もどうかと疑ってしまいましたが、眺望を期待して階段を上ります。
う~む、ビミョーに高さが足りない…。
残念に思って引き返そうとすると、境内の掃除をしていたおっちゃんから声をかけられました。
「ココは戦国武将の福島正則と関わりの深い神社でね」
三原市が一望できる神社に多くの人が参拝するきっかけになればと、コロナ禍のさなかでありながら境内の整備とともに鳥居を設置する運びになったのだそうです。
「資料を取ってくるから、ついてらっしゃい」
神社に隣接する造園会社へと招かれ、次から次へと続く話。
三原観光協会の会長で、このたびの整備にあたってのキーマンだったと知って、びっくらこいちゃいました。
「鳥居ができてから、インスタ映えを求めて訪れる人も増えてるんですよ」
確かに“映え”としては申し分なし。
2月から3月にかけて開かれる「おひなまつり」では、メーンイベントの2日間限定で階段に石の雛飾りがズラリと並ぶんですって。
施設情報
★三原城跡
三原市城町
0848-64-2137(三原市生涯学習課)
営業時間:午前6時30分~午後10時
入場無料
https://www.mihara-kankou.com/sightseeing/3205
★大島神社
三原市本町3丁目6-12
0848-67-5877(三原観光協会)
広島ニュース 食べタインジャー:https://tabetainjya.com/local/post-131/
トラベルjp:https://www.travel.co.jp/guide/article/45712/