7月30日。用件を終えた相棒と合流して
相棒の久々の上京にあたり、「日本酒が充実した酔い店で飲みたい」とリクエストをもらっていました。
数あるグルメサイトのなかでも、こういう時に頼りになるのは「ヒトサラ」
博多串焼きの店が目に留まったのは、ふるさと納税やら、指宿旅行やらで、このところ九州づいているせいもあったかもしれません。
ちなみに、近日中に期限の切れるポイントの消化が優先だったとはいえ、例のキャンペーンの対象期間が前日までであることに気付いて、歯ぎしりしたのはココだけの話。
アクセス
立川駅南口から多摩モノレールの高架を右に見ながら進み、ペデストリアンデッキを南端まで。
立川南駅のすぐ脇、立川南通りとの角に建つビルにあります。
なお、同じビルの1階が「立川の中国」だったのは、あくまでも偶然です。
店内の様子&メニュー
エレベーターで6階へ上がり、肉バルの前を過ぎて一番奥へ。
エントランスには、日本酒がズラリと並びます。
獺祭、十四代、飛露喜、而今…。
「おっ」と思わせるラインナップです。
夜景が見えるパノラマ席が自慢のひとつだそうですが、我々が案内されたのは個室風のテーブル席。
いいんです、立川の夜景なんて都心の足元にも及ばないでしょうから(爆)
ドリンクはビール、サワー類から焼酎、ワインまで。
アルコールで「こども」「おとな」だなんてと思ったら、サイズの表記だったのね(笑)
日本酒は東北率が若干高めですが、四国、九州も。
ココでのサイズ表記は「こども」「おとな」ではなく、グラスと1合です。
■ザ・プレミアムモルツ こども(600円)、AKAYANE 山椒ハイボール こども(600円)
プレモルとはいえ、それほどビール気分でもないなぁと思っていたところに、山椒ハイボールなるお品を見つけて頼んでみました。
山椒といわれてもビミョーですが、スッキリして食事の邪魔をしないのは確か。
■先付け(500円/人)
「本日のお通しは、シシトウのジャコ炒め。それから『眞澄のすずみさけ』をご用意しました」
おちょこ1杯ではあるものの、お通しに日本酒が付いてくるのは、初めてお目にかかるスタイル。
それに、メニューになかった信州の地酒というのも、信州人にとって胸がすく思いです。
にしても、シシトウにしては辛い。
当たりだったりして。
博多名物の野菜巻き串をはじめ、明太子や辛子蓮根、馬刺しなど、九州由来の品が目を引きます。
全般的にちょっと酔い値段なので、じっくり吟味してオーダーを。
鍋もオイシソウだけれど、コレだけで終了になってしまうんですよね…。
いただきます
■バカうま串おまかせ 5本(1,100円)
焼き鳥は塩がデフォルト。
少し強めの塩加減がお酒に合います。
■温玉シーザーサラダ(880円)
ガラスのプレートに盛られて、見た目も涼やか。
よく混ぜて取り分けます。
■南部美人 特別純米(520円)
岩手県二戸市の従業員30人ほどの酒蔵で醸した、酒米、水ともに「Mada in 二戸」の特別純米酒。
上部がすぼまった薄手のグラスは、香りを楽しむのに酔いと改めて認識します。
まろやかで、お酒だけをじっくり味わいたい1杯。
敢えて合わせるなら、豆腐や枝豆といった植物性タンパク質でしょうか。
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■山芋の竜田揚げ(880円)
皮付きのヤマイモを、最低限の衣でカラリと揚げて。
火が通ってホクホクとした部分と、シャクッとした食感の両方が味わえるのがユニークです。
ホクホクした部分が、冷めると粘りが出るのも新たな発見。
タルタルもいろいろ入って手が込んでいます。
おススメの日本酒を黒板メニューで見せてもらいます。
おっ、広島がある。
■賀茂金秀 辛口夏純(700円)
口にした時はすっきりとしていながら、後からしっかりとした旨味と香りが広がる、広島らしいお酒。
生モノよりは、しめさばとかカマンベールチーズの味噌漬けのような、旨味が詰まったモノが合うような気がします。
ガトーショコラを削りながら飲んでみたい。
■ごまカンパチ茶漬け(960円)
知人を通じて、ごまサバが福岡の名物であることは知っていましたが、ココではサバではなくカンパチ。
九州独特の甘い醤油とゴマを混ぜたタレに漬け込むのが共通です。
刺身メニューにもありましたが、コレは茶漬けで味わいたいなと。
おだしの熱で刺し身に火が通ったところでいただくのは、鯛茶漬けに通じるところがあります。
ふんわりと立つ、ゴマと海苔の香り。
カンパチのうまみが出たおだしもイブクロを和ませます。
やっぱり九州料理は、我々の口に合うみたい。