12月16日。腹ごしらえを済ませて、さらに歩きます
ノーフォーク広場から先は、門司港レトロ観光線がトンネルで山を抜けるのに対し、車道は海岸線に沿って進んでいきます。
にしても、なかなかの上り坂。
レンタサイクルを借りていたら、投げ出したくなるレベルです。
高速道路の高架橋をくぐって左手にある、和布刈(めかり)神社。
足利尊氏や大内義弘が社殿を建造した、九州最北端に位置する神社とあります。
うっそうとした木のトンネルを抜けると、上り坂もゴールが見えてきます。
左側に見えるのは、和布刈神社の鳥居。
そして右側には、ワタクシのお目当てであるアレが。
そう、門司港までやって来たからには、関門トンネルを歩いて県境を越えてみたかったのです。
九州・本州をひと跨ぎ
円い柱で支えられた赤いひさしの上には「関門トンネル人道入口」の看板。
英語と簡体字、ハングルと合わせ、4カ国語表記になっています。
向かって左側の、大きなエレベーターで地下へ。
海面下50m強の地点に、ちょっとしたスペースが開けています。
門司立坑~下関立坑の海底部は、上部3分の2が車道、下部3分の1が人道というつくり。
歩行者専用ですが、まぎれもなく国道です。
スタート地点には、下関への矢印。
目に見えて下っているのが分かります。
壁面には海の生き物が描かれていたり、
距離を示す矢印があったり。
そして、福岡・山口県境へ。
こういうところへ来たからには、コレをやらずにはいられまい(笑)
下関まではあと400m。
でも、行って帰ってくるには時間が足りないからとココで引き返し、
門司側の記念スタンプを押して地上へ上がります。
気になっていた茶店も、やむなく断念。
むぅぅ、バス停があっても1時間に1本じゃなぁ…。
施設情報
★関門トンネル人道
1958年(昭和33)に開通した関門トンネルに併設される、長さ780mの歩行者、自転車、原付用の海底トンネル。
門司側、下関側の両端とも国道2号に接続していないが、車道の直下に位置している関係上、人道も国道2号に指定されている。
供用時間:午前6時~午後10時、無休
通行料:歩行者無料、自転車・原付20円