7月24日。クロスブリッジミーシェン@1,160円
「あれぇ~、ココってこんな店だったっけ?」
相棒上京の折、買い物に付き合って新宿三丁目駅近くにある店へ向かいました。
ところがスマホで調べたその店は影も形もなく、地図で照らし合わせた場所にあるのはアジアンテイストの飲食店。
目的を果たせなかった相棒には申し訳ないけれど、ワタクシにはコッチの店のほうがココロひかれたりして。
アクセス
というわけで、週明けの夕方。
ゴスペルレッスン前の腹ごしらえに訪ねることにしました。
新宿三丁目交差点から新宿方向に向かい、ビックカメラ新宿東口店の手前を左へ。
新宿中央通りとの交差点北西角にあります。
「譚仔三哥」と書いて「タムザイサンゴー」と読ませることに広東語だなと。
2022年3月に日本1号店としてオープンしたそうです。
看板メニューは「香麻辛辣米線」という、香港スパイシーヌードル。
6種類のスープと10種類の辛さ、22種類の具材から選んで、自分好みの1杯を組み立てます。
店内の様子
店の前に数人が並んでいましたが、それほど待たずして「2階へご案内いたします」と。
階段を上る途中で、1階席を写真に収めます。
階段の吹き抜けには「香麻辛辣」「TJSG」のライト。
2階は、ふたりがけテーブルを中心に20席弱。
後から入ってきた人たちからは、中国語の会話も聞こえてきました。
メニュー
香港で3年連続のミシュラン(ビブグルマン)を獲得した「譚仔三哥」が提供するのは、
香:香り立つ複雑なスパイス
麻:鮮やかに痺れる感覚
辛:舌も心も熱くなる刺激
辣:ピリッと魅惑の辛さ
が織りなす複雑な味覚体験。
具材からしみ出る旨みをイメージして、スープと具材を選ぶのがポイントだそうです。
入り口の看板に比べると、卓上のメニューは見やすく落ち着いて選べるのがありがたい。
トーフェイ・チキンは、スパイスで味付けしたやみつきな手羽。
壁のネオンの「我是土匪」の元にもなっている、店の人気商品なんですって。
いただきます
■クロスブリッジミーシェン ウーラー 3小辣(1,160円)
気の向くままに追加するとイイ値段になってしまうので、あらかじめセットになったお品を。
クロスブリッジミーシェン(過橋米線)といっても、科挙に備えて勉強に取り組んでいた書生のために妻がつくったという雲南省由来の麺料理とは別モノです。
おっと、紙エプロンを忘れずに付けなくちゃ。
大きな丼から、たっぷりのスープに漬かった具材をレンゲでリフト。
ホウレンソウ、ニラ、モヤシ、ハクサイにはじまり、うずら卵、油揚げ、高野豆腐、フィッシュボール…。
お肉も牛赤身、鶏むね、豚ロース、豚バラチャーシューと入っています。
スパイスを軽く焦がして香りを出しているというウーラースープですが、スパイス感は想像よりおとなしめ。
米と水だけでつくった米線は、かすかに透明感があり、意外とむっちりしています。
小皿のダイコンの酸菜と豚挽肉炒めも中華圏っぽい。
このボリュームは麺というより、もはや鍋。
冬の寒い時期、あるいは冷房をガンガンに効かせた部屋でいただくのがよろしいようで。