レーシック体験記 No.14「お役に立てることを期待して(術後1週間)」

四半世紀の間、お世話になってきましたが…

初期のモノこそ処分したり、失くしたりで手元に残っていないとはいえ、引き出しの中には使わなくなったメガネがいくつか眠っていました。

視力を取り戻した今、一番新しいモノ=写真手前=だけは今後レンズを変えて使う可能性のために残しておくとして、あとはとっておいても仕方がありません。

でも、ただ捨てるのは心苦しい…。
そんななか、以前、某メガネチェーン店で不要メガネの回収をしていたのを思い出しました。
ネットで「不要メガネ」「回収」をキーワードに検索すると、各地のメガネ店やNPOなどにヒットします。

そして、調べていくなかで知った事実-。
目が悪くてもメガネなどを利用できない人が世界で1億5000万人以上もいるということ。
そのために学校で学べない子どもや、仕事に就けない大人が少なくないということ。

こうした国では、ピッタリと合うメガネでなくても、度数がある程度合えば十分喜んでもらえるそうで、さらには現地でレンズを入れ替えて使うこともあるのだとか。
不要メガネの寄付って、思った以上に意義が大きいんですねぇ…。

しかし、どうやら松本近郊では回収をしている店がなさそう。
寄付金(メガネひとつにつき200円~300円程度。途上国に送る際の送料に充てられる)を払ってNPOに送ろうか…。
そんな矢先、ここぞと思えるところを発見しました。

しめた! 東京なら検診の時に持って行ける!

アクセス

「使わなくなった眼鏡を回収してくれるところがあるんですよ」
検診後、先輩とのランチトークのなかでふと話したところ、彼女も興味を持ってついてきてくれました。

東京メトロ・表参道駅のA4出口を出て右に曲がること3回。
ホームページに写真入りでていねいなルート説明が載っていたので、初めて行く場所と思えません。

はい、着きました。

社団法人福井県眼鏡協会の東京ショールーム。
福井県鯖江市が世界有数のメガネ産地であるとはいえ、こんな場所にこんなしゃれたギャラリーを構えるとはすごいものです。
後になって気付いたのですが「291」って「ふくい」のことだったんですね(笑)

店内の様子

右側の壁一面にはスタイリッシュなフレームがズラリ。
でも、そちらにはほとんど目をやらず、左手のカウンターにいる女性スタッフに声をかけました。
「使わなくなったメガネを寄付したいんですが」
メガネケースをカウンターに出すと、ひとつひとつ中身を取り出して確認。
おそらく度が入っているかを確かめていたのでしょう。
「ありがとうございます。お預かりいたします」
その間、わずか5分足らず。
何ともあっけないものでしたが、海の向こうの誰かのお役に立てることを願うとしましょう。

店舗情報

★GLASS GALLERY291
港区南青山3-18-5
03(6459)2912
午前11時~午後8時
http://www.gg291.com