信州サーモンをフライでいただく 【お食事処 かわせみ(安曇野市)】

4月22日。安曇野も30度近くまで気温が上がりました

「何か元気の出るモノ食べに行こう」
1週間後となった5周年コンサートに向け、相棒が候補を挙げました。
「百家のトンカツとか、スサショクのもつ炒めとか、かわせみの信州サーモンフライとか…」
「えっ、信州サーモンフライだって?」
実はワタクシ、少し前にサーモンフライが食べたいと思っていたのです。

広域農道を穂高方面へ北上し、富田交差点手前の左側。
ワイン色に白抜き文字の看板が目印です。

信州サーモンというのは、ニジマスとブラウントラウトを交配させた3倍体の魚。
信州のこだわり食材として、安曇野エリアのあちこちでのぼりを目にします。

この店の「おいしい信州ふーど(風土)SHOP」登録品目も信州サーモン。
でも、プレミアム、オリジナル、ヘリテイジの違いって?

我々が入ったのが少し遅めとはいえ、ランチ営業終了までにはまだ間のある時間。
観光シーズンは始まっているはずなのにと思っていたら、男性のひとり客と観光客っぽい熟年の夫婦が入ってきました。

サーモンフライモードだったのに、壁のおしながきを見て心揺らぎます。

メニューを開いてひと思案するも、初志貫徹で。
先に運ばれてきたのは、相棒のソースかつ丼でした。

■ソースかつ丼(1,200円)
後から来た男性客もオーダーしていたお品。
薄手の衣のロースカツにくぐらせたソースがオイシソウに輝いています。
この甘さが信州人好みなのかな。

■信州サーモンフライ丼(1,100円)
コチラもソースかつ丼タイプ。
細くかかったマヨネーズがいいビジュアルです。

ひと切れ口に運ぶと、サクッとした衣の中から豊かな香りが広がります。
一般的なサーモンフライにある皮肌の脂はなく、脂が全体にいきわたっている印象です。
でも、せっかくの香りやほのかな甘みがソースにかき消されてしまうのが残念。
ひと口大にカットして揚げるのではなく、大きいままで揚げてソースにくぐらせてからカットするほうがいいんじゃないかと思います。

自家製味噌の味噌汁もホッとする味だし、小鉢の煮物もていねいにつくられている感じ。
「コレ、何だろう?」
淡泊で密度の詰まった肉質は、マグロのようでもあり、鶏むね肉のようでもあり…。
相棒が帰りがけに尋ねたところ、ソースかつ丼で使っている豚ロース肉の切り落としとのことでした。
食べたいと思っていた魚のフライも食べられたし、ブタミンも補給できたし、これで1週間後の本番はガンバれるはず。

★お食事処 かわせみ

安曇野市穂高有明富田10001-1
0263(50)8378
午前11時30分~午後2時30分、午後5時15分~午後9時
水曜、第3火曜定休