名古屋で鐵分補給だがね その2 【リニア・鉄道館~夢と想い出のミュージアム(港区)】

6月2日。わぁ~い、来ちゃいました♪

前々から興味はありながら、数時間単位の滞在では足を延ばせなかった「リニア・鉄道館」
しかも「鐵」の知識豊富なR氏がガイドとして付いていてくれるから、100%以上楽しめるのは間違いなしです。

にしても、JR東海の施設でありながら、JRでアクセスできないことに違和感を覚えるのはワタクシだけでしょうか。

「チケットはまとめて買ってくるから」といって、Jちゃんは券売機へ。
ICカードでの支払いもできるとはいえ、てっぱく(鉄道博物館)はICカードをかざして入れるのにな。

しかも、鉄道らしさがまったく感じられないチケット(爆)

でも、中へ入ると、ホンモノの迫力がスゴイんです。

真っ暗な中に浮かび上がるのは、世界最速を記録した3つの車両。

手前に展示されているC62形式蒸気機関車は、1948年(昭和23)から製造された49両のうちの17号機で、1954年(昭和29)に木曽川橋梁の強度試験で時速129キロ(狭軌における蒸気機関車の世界記録)を記録したとのこと。
「この車両は東山公園に展示されていたんだよ」
「いわれてみれば、あったねぇ」
雨風にさらされず、空調管理されたところで後輩たちと一緒に暮らせるようになってよかったよかった^^

真ん中の955形新幹線試験電車は、製造されたものの日の目を見なかった「幻の新幹線」

「時速443キロなんて、どこで出せるの?」
「米原~京都間。ほぼ直線だからね」
300系やN700系の最高時速も、この区間で達成されているのだそうで。

3両の中で唯一中に入れる、超電導リニアMLX01-1。
試験運転当時の4列シートの半分を取り外し、見学しやすいようになっています。
頭上の荷物棚が飛行機みたいなタイプになっていて、おチビのワタクシでも手が届くのがありがたい。

イベント広場へ進むと、広いスペースの手前に在来線、奥に新幹線の車両が。

視界に入る車両の後ろにも2両3両と並んでいます。

内装が木の列車。
こんな感じのパブやレストランで1杯飲りたいなぁ。

「おぉ、みかん電車だぁ~」
このカラーリングは、東海道線のイメージですね。

このころの車両には、窓辺に栓抜きのついたテーブルと灰皿がありました。

ワタクシにとって一番なじみがある車両といったら、やっぱり「しなの」
振り子列車独特の揺れに泣かされた人は、少なくないはず…。

コチラのエリアにも車両がズラリ。

そんな一角に、名古屋駅広小路口側にあった大時計の文字盤と針が。
うわぁ、懐かしい^^

気づけばここまでで1時間近くが経っていました。
ちょっとスピードを上げていきましょう。

狭軌と標準軌の差を身を持って体感。
標準軌は本気で手を伸ばしてやっと届きました。

ダイヤの変遷をボタンで切り替えて見られます。
このころののぞみ(黄色のライン)は名古屋とばしでしたねぇ…。

2階に上がって展示全体を俯瞰していきましょう。
「新幹線は、やっぱり0系のイメージだなぁ」というJちゃん。
ワタクシとしても、絵本に描かれている新幹線は0系であってほしい気がします。
いうなれば、0系はひらがなで「しんかんせん」、700系はローマ字で「SHINKANSEN」といった感じ?

国鉄バスの第1号車も展示されていました。
国鉄最初の乗合自動車が運行されたルートは、現在の愛知環状鉄道に相当するのだとか。

特急列車のシートを休憩用のベンチにしているのも、こういう場所ならでは。

デリカステーションでは駅弁も買えちゃいます。
でも、あくまでも名古屋仕様(笑)

ホントに盛りだくさんで、全然時間が足りない!
リニア・鉄道館へ行くなら、1日フルにかけることをおススメします。

★リニア・鉄道館~夢と想い出のミュージアム

港区金城ふ頭3-2-2
052(389)6100
午前10時~午後5時30分(最終入館は閉館30分前まで)
毎週火曜、12月28日~1月1日休館(春休み、ゴールデンウィーク、夏休み等は火曜も開館)
入館料大人1,000円、小中高生500円、3歳以上未就学児200円(当日中の再入場も可)
http://museum.jr-central.co.jp/