8月31日。早めのランチとまいりましょう
出発の3週間以上前、ランチ候補を見繕っていた相棒から「鯛そうめんと鍋焼きうどん、どっちがいい?」と、LINEが届きました。
有名どころの名物の鯛めしに対して、鯛そうめんがあるのは自然なのでしょうが、どこにでもありそうな鍋焼きうどんがなぜ松山名物に?
送られてきたリンクを見ると、アルミ鍋に入った素朴なスタイルがそそります。
しかも、暑い時期に汗をダラダラかきながらというのも一興。
鍋焼きうどん一択で決まりです。
温泉街をブラブラと歩き、「椿の湯」の前まで来ると、相棒がリンクを送って来た店の看板が見えました。
「椿の湯」の向かいにあるから「椿食堂」とはストレートなネーミングです。
入り口脇には「松山SoulFood 鍋焼きあります!」と書かれたイラスト入りの看板が。
映り込みがすごくて写真は撮れませんでしたが、ショーケースのサンプルもなかなか年季が入っています。
アクセス
しかし、我々のお目当ては、道後温泉本館の裏から坂を上った先にある別の店。
そろそろオープンの11時半になるから、急ぎましょう。
伊佐爾波神社への階段の目の前にある「mammam(まんま)」
カフェかイタリアンと思うような店の名ですが、鍋焼きうどんがウリの店です。
お品書きの筆頭にも、ほら。
引き戸を開けると、真ん中に大テーブル、左手の窓に面して長テーブルが置かれています。
右手には、ふたりが入れる程度の小さな小上がりが。
しかも折りたたみ脚のテーブルがシブい。
狭いところが好きなワタクシには特等席です。
メニュー
写真入りで分かりやすいメニュー。
上下の帯と商品名の空色がさわやかです。
にしても、すべてのテーブルにメニューが置いてあるわけでなく、コチラから呼ばないとオーダーを聞きに来ない…。
急ぐ人、ユルいのが苦手な人には、あまり向いていない店かも。
それでもオーダーから10分程度、先客の品と同じタイミングで鍋焼きうどんができあがったようです。
「…very hot.Be careful」と、英語で注意を促す店主。
外国人もしばしば訪れるんでしょうね。
いただきます
■鍋焼きうどん(650円)
一体成型の浅いアルミ鍋。
その持ち手にレンゲがささっています。
甘めのおつゆで煮込まれたうどんはふかふか。
コシの強さがウリの讃岐うどんと同じ四国で、こうも対照的なモノが存在するというのが驚きでした。
具材は、刻み揚げ、豚小間、ネギ、かまぼこ。
だし巻き玉子が入っているなんて珍しいなぁと思ったら、コレがあなどれないくらいにうまぁ~なのです。
■伊予しらす丼(750円)
シラスも海苔もたっぷり。
江の島あたりで食べたら、1,000円は下らないでしょう。
鍋焼きうどんもオイシイけれど、コスパでいえばダンゼンおススメ。
お腹が満たされた後は
先ほど素通りしてきたところをながめながら、引き返していきましょう。
伊佐爾波神社への石段。
杉玉の下がる酒屋。
どぶろく特区の宇和島でつくられたどぶろく「NASSO」を飲んで西日本豪雨の被災地に100万円を送ろうというチラシもはられていました。
「NASSO」はおっさんメイドのどぶろく。
「OSSAN」を反対から描くと「NASSO」になるんですね(笑)
湯の大地蔵尊。
縁結びのパワースポットだそうで、いかにも女子旅なオンナノコが結び玉に願いを込めていました。
趣のある建物だなぁ…と思ったら、旅館でした。
しかも現役であることに感心します。
そして、スタート地点であるアーケードの入り口へ。
足湯の中央に据えられているのは、道後温泉本館で昭和29年まで使われていた湯釜なんですって。
店舗情報
mammam まんま
ジャンル:うどん
アクセス:伊予鉄道城南線道後温泉駅 徒歩4分
伊予鉄道松山市駅線道後温泉駅 徒歩4分
住所:〒790-0842 愛媛県松山市道後湯之町1-40(地図)
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情報掲載日:2018年8月31日