「予定ハ決定デハナイ」の瀬戸内旅 1章9節「芸予諸島をクルージング」

8月31日。今治からは快速船で因島へ向かいます

今治駅から歩くこと15分ほど。
まわりの雰囲気とはかなり異質な、船を模した建造物が飛び込んできます。
「みなと交流センター・はーばりー」が、老朽化した港湾ビルに代わってオープンしたのは、2016年とつい最近。
レンタサイクルターミナルやカフェ、ミニFMのスタジオもあるというのに、活気は感じられません。

ターミナルの様子

ガラス張りの発券所・待合室。

今治港からは、今治市営渡船、芸予汽船、大三島ブルーラインフェリーの3路線が就航しています。

海辺へ出ると、赤い桟橋が鮮やかです。

出航およそ10分前、聞き取りにくいアナウンスに促されて桟橋を進みます。

青空に映える船の姿にワクワク♪
来島海峡大橋も見えますね。

高速船に乗り込みます

因島・土生港までは75分ほどのクルーズ。
2枚あるチケットから、乗船券を係員に渡して船上の人になりました。

船室はこんな感じですが、

景色も風も楽しみたくて、2階席へ。
缶ビールが買えなかったので、ポンスパークリングでシュワシュワします(笑)

行く手はただ、島また島

では、因島・土生港に向けて出発。

来島海峡大橋が近づき、

今治の街が遠ざかっていきます。

来島海峡大橋の右側に見えるのは大島。
ルート上では一番大きい島です。

相棒が指さすほうを見ると、山を背にして電光掲示が。
矢印、数字と規則的に切り変わっています。
「そうか、飛行機の誘導だ」
なるほど、そういうことなんですね。

陸地ばかりの風景が20分ほど続き、いささか退屈に思えてきたところで、最初の港である友浦。

岸壁には、生け簀船が停まっていました。

沖合にこんもりした姿を見せる九十九島。
飛行機から見えた生け簀のある島は、おそらくコレで間違いないでしょう。

海に向けて崩れた竹やぶが、7月の集中豪雨の影響を語ります。

大島と別れを告げ、伯方島へ。

「伯方の塩」のイメージしかなかった伯方島でしたが、木浦港の近くには造船所が。

高くそびえるクレーンがウツクシイ。

建造中の船。
村上秀造船ということは、社長は日本最大の海賊と呼ばれた村上水軍の末裔かな。

木浦港を出て岩城島へ。
奥には多々羅大橋らしき橋が見えます。

岩城港。
これまでの島に比べると、建っている家も新しく、町だと感じます。

それにしても、入り組んだ島の間を小回りを利かせて進んでいくようすは、漁船さながら。
操縦士の身なりも、むしろ漁師じゃないかと思ってしまいます。

佐島港を経て弓削港。
弓削島にはAコープや交流施設、高校があり、インフラが整った島という印象です。

右手の岸壁には消防船が停まっていました。

振り返ると、弓削大橋~佐島~生名橋。

「ほら、護衛艦だよ」

そして船は、生名島と因島の間を進んでいきます。

造船所を間近にながめ、

ほどなく右手前方に土生港が見えてきました。

さぁ、いよいよ因島上陸です。

スポット情報

★芸予汽船
今治港~土生港を1日8往復運航
(本社)
今治市片原町1-100-3 みなと交流センター3階
0898(32)6712
http://www.ehimekisen.server-shared.com/
https://twitter.com/gkferry

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