9月1日。駅へ向かいつつ、商店街歩きもちょっとだけ
尾道駅前から東へ1.2kmほど続く尾道本通り商店街には、およそ400店舗があるそうですが、シャッターを下ろしているところも少なくなく、地元の人のためというよりは、観光客向けになってしまっているように感じます。
かつての銭湯をリノベーションしたカフェ。
海岸通りとをつなぐ石畳の路地には、向島で行きあったおばちゃんからおススメといわれた「桂馬蒲鉾店」
そんななか、偶然目にした格安チケットの自動販売機で岡山までの乗車券を70円安くゲット。
旅の間でも、小さな節約は大事です。
あとは、岡山までの道中で食べるおやつを調達。
だって尾道に来て、ミニサイズのラーメンとワッフル(+地酒)しか食べていないのですから。
地元で愛されるパン屋さん
ガイドブックで店の名を見た時から気になっていた「パン屋航路」
『暗夜行路』のもじりなんだろうとは思ったけれど、尾道には作者の志賀直哉が暮らした家があり、『暗夜行路』の中にも尾道の情景が描かれているのだそうです。
わずか6人しか入れない、小さなお店。
オープンな棚にはベーグルやスコーン、フォカッチャ、惣菜系と、いろんな種類が少しずつ並びます。
人気のカレーパンは、おひとりさま3個までの限定付き。
複数買うつもりだった先客が躊躇している間に、残った1個をトレーにのせました。
持って帰れる状況だったら、レジ奥に並んだ棒食パンも買いたかったなぁ…。
プリンが人気のかわいいお店
続いて国道沿いに出て、相棒がチェックしていたお店へ。
「おやつとやまねこ」だなんて、これまたおもしろい店の名だと思ったら、海岸通りにあるカフェ「やまねこ」の姉妹店なのだそうで。
「尾道プリン、ひとつくださいな」
預けた荷物を相棒に取りに行ってもらい、
10分ほど遅れて来た岡山行きに乗り込みます。
発車してすぐに尾道大橋を通過。
しまなみ海道のサイクリングは、遠からぬうちにリベンジしたいものです。
いただきます
■尾道プリン(324円)
牛乳と卵と生クリームとてんさい糖だけでつくられていて、とてもなめらか。
瀬戸内レモンからつくったレモンソースを、魚型のタレ瓶からかけていただきます。
素材の良さは分かるけれど、ソースをかけると甘すぎかな…。
やまねこが描かれた牛乳瓶風の容器は、相棒はひとめぼれしてお持ち帰りとなりました。
■吉備高原鶏とお野菜たっぷりのグリーンカレーパン(240円)、カレーパン(200円)
2種類のカレーパンは、どちらも具がたっぷり。
キチンとスパイシーで、手抜きなしにつくられていることがうかがえます。
もちろん発酵と熟成にこだわった生地も、粉の香りが感じられていうことありません。