女ふたり、人形町で飲む 後編 【加島酒店(中央区)】

5月10日。Sちゃんの案内で2軒目へ

アクセス

「笹新」を出て、甘酒横丁からは左方向の大門通りへ。
交差する小道にも酔い雰囲気がプンプンとしています。
Sちゃんが提案してくれた1つ目の店は、あいにく休み。
「もう1カ所、ディープな立ち飲みがあるんだけど、はたこちゃんと一緒だったら入れるような気がする」

そういって指さしたのは、左手の昭和な風情の酒屋。
数メートル手前からも、にぎやかな声が聞こえてきます。
女ふたり、角打ちへ行っちゃいますか。

店内の様子

入り口近くまで人であふれんばかりでしたが、思い切って中へ入ると、先客の方々が詰めてスペースをつくってくれました。

テーブルの上には、日本酒の一升瓶。

おつまみは、店主が座っている前の棚や、

冷ケースの中の品を取って、現金と引き換えるシステムです。

いただきます

「やっぱり日本酒だな」と、高清水 無濾過純米生貯を選んだSちゃん。
店主に銘柄をいうと、グラスを持ってきてなみなみと注いでくれます。
コレでなんと300円。
いつもにぎわっているのも不思議はありません。

一方、芋焼酎が飲みたかったワタクシ。
店主に尋ねると、水割りとかお湯割りはやっていないといわれ、唯一置いてあったカップ入りの海童を勧められました。
おつまみは、鯖の水煮缶
「ツウだねぇ」と、まわりの視線が注がれたような気がするけれど、気にしない気にしない。

芋焼酎が口に合わなかったので、Sちゃんが飲んでいた高清水から、限定醸造だという柱造りを。
コチラは280円と、さらにお財布に優しい値段です。
硬派ですっきりしているけれど、好みとはちょっと違うかな…。

「今日は大阪から出張で」と話すオジサマは、東京勤務だったころ近くに住んでいて、よくこの店に足を運んだのだとか。
反対側にいたふたり組は、ひとりが佐久出身だそうで、信州話に花が咲きます。
こういう出会いが、酒場のおもしろさでもあるんですよね。

にしても、まだ飲んでいたいのに、モーレツに眠い…。
べろべろの神様に捕まる前に帰らなきゃ。

店舗情報

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