7月14日。ワタクシの仮歯、どこいっちゃったのぉ~!
9km地点のフルーツエイドでネクタリンにかぶりついた後、さてと走り出そうとして、口元がスースーするのに気付きました。
立ち止まって舌で探ってみると、左上の前歯にあった仮歯がない…。
歯列矯正のブラケットを卒業した後、ブリッジを入れてもらうまでの間、スペースを維持しておくために入れてもらったダミー。
ブラケットを気にせずかぶりつけるという喜びが先行して、あくまでも仮であるコトをすっかり忘れていました。
吐き出した可能性にかけて、歯を探すためにココでリタイヤするか。
飲み込んだことにして、走り続けるか。
後から来るランナーに逆らって戻るわけにもいかず、走り続けようと決めましたが、「ドクターにどういったらいいんだろう」「排泄物の中から探し出さなければならないんだろうか」と、頭の中はパニック。
まさか初マラソンの思い出が仮歯事件になろうとは…。
それでもめげずに後半戦
そんな中の慰めになったのは、ゴスペルの縁奏(えんそう)
仲間に入って歌いたかった。
その後はリンゴジュースあり、
梅漬けあり。
仮設トイレの数もあるし、それほど並んでなさそうだしと、12km手前で2度目のトイレタイム。
しかし、異様に列が進まず、並んだことを後悔しました。
この後にもらったスポンジで頭から水をかけてクールダウン。
先を急ぎます。
栗畑の道の給水所で、冷却スプレーが初お目見え。
どうやって使うんだろうと観察はしたものの、手を出すには至りませんでした。
味噌漬けたくあん、どうぞ~。
消防団の詰所前では、和太鼓の縁奏とフルーツエイド。
大粒でよく熟したブルーベリーです。
コレだったら、仮歯が取れるコトもないだろうなぁと苦笑い。
味噌を付けたキュウリは、品切れ間近。
キュウリは食べられないけれど、味噌はオイシソウ。
やっほ~ぃ、お肉ぅ~
「何に並んでいるんですか?」
「信州牛ですよ」
となれば、もちろん並びますとも。
列の長さにあきらめる人もいましたが、思ったよりもスムーズにお肉までたどり着けました。
しかし、よりによってこのタイミング。
トレーが寂しくて絵にならないし、残っていたのもほんの切れはし…(涙)
ドーンと鉄板に投入された信州牛をカメラに収め、近々ゼータクに肉を食べてやろうと誓ったのでした。
16kmから先は千曲川に沿って
中盤以降、あまり高低差のないなか、堤防道路に上がるのがツラいだろうと覚悟していたけれど、意外と足も上がります。
もう一度スポンジでカラダを濡らしてリフレッシュ。
ココまで来たからには、走り切りたい。
ゴールまで3km強を残して、2度目のアイス。
スタッフがアイスを手にもって配ってくれます。
種類も選べるなんてスゴーイ。
選んだのは、kiriのクリームチーズアイス。
数年前に存在を知って以来、気になっていた品をこんなところでいただけるとは。
コイツも仮歯には危険なヤツ(笑)
ひとくちかじって、濃厚なクリームチーズの風味に感心します。
わずかな塩味が甘さを引き締めてくれるのもイイ。
ミストをくぐり抜けた後、いったん折り返して土手道から河川敷へと下ります。
と、そこは雨でぬかるんだ泥道。
ペースダウンを強いられます。
でも、みなさん楽しそう。
再び堤防道路に上がり、19km地点の給水所。
律儀すぎるくらいに水分をとってきたので、お腹がちゃぽちゃぽになりかけています。
最後のおやつのチョコレートを口に放り込んで、あとひとがんばり。
高速道路の下をくぐり、小布施総合公園のなかを1kmほど走ってゴール地点。
よくやったと、目頭が熱くなります。
21.0975kmを走り切りました
完走賞の大きなバスタオルを受け取り、喜びをかみしめながらの1枚。
こういう時にひとり参加はちょっと寂しい。
コチラも完走賞。
エナジードリンクを一気飲みしてひと心地ついてから、
完走証をもらいます。
記録は3時間41分49秒(ネットタイム3時間29分58秒)
初めてのハーフマラソンで、さんざん寄り道したわりには上出来じゃない?
おもてなしとしてふるまわれたのは、スイカ。
自分では食べられないにしても、北信地区の大会で松本ハイランド産が用いられるのは、ひそかに誇らしいものです。
みなさん、たくさん食べていってくださいませ~。
「エイドを食べつくす」の目標は果たせなかったけれど、走れるという自信が付いたのは大きい。
今後もおいしそうな大会があれば、エントリーするかもしれません。
でも、連休が明けたらまず歯医者だな(爆)
イベント情報
★小布施見にマラソン
http://www.obusemarathon.jp/