9月22日。楽しく飲んだ翌朝は
よほど疲れていたのか、相棒にしては珍しく、帰るなりシャワーも浴びずにバタンキュー。
一方でワタクシは夜中に目が覚めてしまったものの起き出すわけにいかず、寝返りを打っては考えごとをしていました。
「そうだ、日曜なら朝風呂をやっているところがあるんじゃない?」
スマホを手に取って調べてみると、千代田線沿線に1カ所。
相棒が行きたがっていた上野方面へも、その足で行かれそうです。
アクセス
千駄木駅で降り、団子坂下交差点から坂を上る方向へ。
Google Mapの経路案内に従って、途中から路地へ入っていきます。
閑静という言葉そのものの、落ち着いた雰囲気の漂う住宅地。
人々の生活の中にある銭湯が元気に営業しているというのは、うれしくなるものです。
住宅地から都道458号線に出ると、すぐ右手が「ふくの湯」
東京メトロ南北線の本駒込駅からのほうが、アクセスとしては分かりやすいかもしれません。
近年リニューアルされた感じのオサレな外観。
入り口を覆うように伸びた枝が、涼しげな陰をつくっています。
番台を挟んで右が「大黒天の湯」、左が「弁財天の湯」
ふたつの浴室は男女週替わりとなっており、この日は、イラストに描かれている「大黒天の湯」が男湯になっていました。
たまたま、レモン湯の実施日だったということで、浴槽には生のレモンがゴロゴロ。
お江戸の銭湯にしてはそれほど熱くなく、ゆっくりと浸かることができました。
店舗情報
★ふくの湯
文京区千駄木5-41-5
03(3823)0371
午前11時~深夜零時(土・日・祝は午前8時~)
無休
https://www.1010.or.jp/map/item/item-cnt-104
http://www.sentou-bunkyo.com/pg65.html
湯上がりに朝ごはん
お風呂に入ったら、お腹がぐぅ~。
朝ごはんが食べられるところを求めつつ、行きとは違うルートで千駄木駅へ戻ろうとしました。
と、ワタクシのアンテナが反応して…。
アクセス
不忍通りの千駄木三丁目信号から東側の路地へ。
右手のそば屋やイタリアンは、まだ開店前のようです。
その先の左手に、結構大きめのカフェが。
「えっ、モーニングビュッフェが390円ですって?」
バッパー(バックパッカーズホテル)のモーニングの一般利用だと分かって納得。
あくまでもパンと飲み物だけですが、この後つまみ食いすることだし、軽くお腹に入れておくにはよさそうです。
店内の様子
店内にいるのは、見事に外国人ばかり。
本や新聞を読みふけったり、スマホでこの後の行き先を調べていたり、仲間同士でおしゃべりしていたり…。
久しく忘れていた雰囲気に、自分も旅人になったような気になります。
正面のカウンターで人数分の料金を支払い、セルフサービスで。
コーヒー、紅茶、スープはカウンターのすぐ前にあります。
バナナ以外にゆで卵とかも別料金で売ってくれるとウレシイ。
壁際の棚には、ブレッドケースとトースターが
そういえばブレッドケースって、実物を見たのは初めてかも。
高級トースターがもてはやされるようになっても、ポップアップトースターの素朴さは魅力です。
まだかな、まだかな~♪
いただきます
バターの包みを開き、香ばしく焼けた薄切りのトーストにたっぷりと。
ワタクシにしては珍しく、マーマレードも取ってきました。
スープはカレーの香りがよく、なかなかいい味。
酸味の強いコーヒーは、ミルクを入れてカフェオレにしたほうが飲みやすいようです。
ちょっとした路地だと思っていたものの、地元の人に観光客と、人通りの絶えない道。
その時になって初めて、ココが谷中銀座へ抜ける道だと知ったのでした。