昭和初期の日本家屋で楽しむクラフトビール 【谷中ビアホール(台東区)】

9月22日。飲んでばかりではなくお勉強も

アクセス

「へぇ~、旧吉田屋酒店だって」
Google Mapでルートを確認していた相棒が興味深そうに画面を示してきました。
「でも、『旧』というからには展示だけだろうだけどね」
それでもお酒にちなんだところに目がいってしまう我々って…(苦笑)

近くに酔いお店も見つけていましたが、飲んでばかりではなくお勉強もと、少し遠回りして、台東区立下町風俗資料館の付設展示場である「旧吉田屋酒店」へ。
江戸から明治にかけての商家の建築様式を伝える建物とのことで、青空に映える貫禄がさすがです。
しかも、昭和61年まで営業していたと知ってビックリ!

お酒のほか、醤油や塩、砂糖などを扱っていたというコチラのお店。
1階は商品陳列や販売をするスペースと番頭が商品や金銭の出し入れを記録する帳場、2階が主に住み込みの店員の部屋として使われていたそうです。

壁面には、こも樽や陶製の樽、とっくりなどが。

1斗瓶のインパクトに、思わずくぎ付け。

この地の商売には欠かせない、立派な熊手。
現役としての営業を終えた今は、来館者を取り込めということでしょうか。
なお、半纏を着て写真を撮ることもできます。

施設情報

★旧吉田屋酒店
台東区上野桜木2-10-6
03(3823)4408
午前9時30分~午後4時30分
月曜(祝日と重なる場合は翌日)、年末年始(12月29日~1月3日)休館
入館無料
http://www.taitocity.net/zaidan/shitamachi/shitamachi_annex/

お勉強の後は実習です!?

アクセス

旧吉田屋酒店から都道452号を北上し、谷中霊園の手前で1本東へ。

昭和13年に建てられた三軒家をリノベーションし、平成27年に誕生した「上野桜木あたり」
ビアホール、手づくりパン、塩とオリーブオイルの店舗に、企画・発信の場としてのお座敷、クリエーターの住居などが集まる複合施設になっています。
この日はマルシェも催されていて、ゆるやかな活気が感じられました。

我々のお目当ては、いうまでもなくビアホール。
ビアホールっぽくない外観ですが、「ビアホール」という言葉の持つノスタルジーからすれば、マッチしているといえるのでしょう。

店内の様子

足を踏み入れると「靴のままでどうぞ」と。
店内とテラス席のどちらにするか尋ねられ、店内にしました。
このオープンな感じが昭和なんですよね。

カウンターに並ぶサーバーに、気分もウキウキ。
あぁ、早く飲みたい♪

メニュー

クラフトビールは、谷中シリーズとアウグスシリーズの2系統。
それぞれ4種類を3サイズから選べるほか、シリーズ全種を飲み比べられるテイスティングセットがあります。

ビールだけでなく、ビアカクテルやハイボール、ワイン、日本酒なども。
「ジンジャー」と付いた商品が目に付くのは、谷中ショウガの谷中に近いことと無関係ではなさそうです。

粋なおつまみに加え、しっかりした食事もできて、お値段も思いのほか手ごろ。
小豆島の醤油やもろみを使っているのも、興味深いです。
発酵つながり?

いただきます

■テイスティングセット 谷中シリーズ(1,400円)
板に入った切れ目でグラスを引っかけるつくりに、なるほどと。
持ち手に近い谷中ドライから、谷中ビール、谷中ゴールデン、谷中ビターと、先端へいくにつれて重い味わいとなっていきます。

というわけで、一番軽い谷中ドライから。
スタイルはピルスナーで、アルコール度数は4.5%。
酸っぱいだけの有名メーカーのドライビールと違って、正しいドライという印象です。
アジアのビールのような軽い飲み口は、暑い日の日中に飲みたい。

谷中ビール(アンバーピルスナー、5.5%):甘みも苦みも深く、香ばしい。
4種類の中では一番好み。

谷中ゴールデン(ゴールデンピルスナー、5.0%):少し酸味があり、谷中ビールの後に飲むと軽く感じます。

谷中ビター(レッドエール、5.8%):柑橘が香るクラフトビールらしい味。
ビターの名の通り、しっかり苦いのがウレシイ。

■谷中生姜のもろみ味噌添え(480円)
軽くつまむならコレしかないと、谷中ショウガを。
「こういうつまみを選ぶようになるって、オトナだよね」と笑います。
みずみずしくてピリッと来て、うまいっ!

谷中ビールとおつまみの一部は、外のカウンターで買って持ち帰ることも可能。
今日みたいな天気なら、ビール片手に散策するのも酔いだろうなぁ。

店舗情報

谷中ビアホール
谷中ビアホール
ジャンル:ビアホール
住所:〒110-0002 東京都台東区上野桜木2-15-6 上野桜木あたり1号棟1F(地図
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情報掲載日:2019年9月22日

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