12月12日。今回の旅のメーンイベントに向けて
両替も済ませたし、宿に荷物を置いて身軽になったし、軽く腹ごしらえもできたしで、来た道を花蓮站に向けて歩いていきます。
にしても、歩くにはもどかしい距離。
手持ちの台湾元に余裕があり、土地勘もあったのであれば、花蓮に着いた時点でレンタバイクを借りていたのでしょうが…。
日本の運転免許証を台湾で使うために
以前、長野市のJAFの事務所まで足を運んで手に入れた、日本の免許証の中国語翻訳文(日本駕照中文翻譯)は、免許の更新とともに期限が切れてしまったので、今回の旅に先駆け、郵送で申請することにしました。
準備するのは、次の3点。
1)中国語翻訳文発行申請書 (JAFのウェブサイトからPDFダウンロード)
2)運転免許証のコピー(両面、カラー)
3)発行料金(3,600円)+返送料(500円)=4,100円
※発行料金は消費税10%込み、返送料には手数料を含む
現金書留でJAFの事務所へ郵送すると、1~2週間程度で申請した住所に送付されます(申請書類の送付先は、エリアによって異なるので、ウェブサイトにて確認を)
原付を借りる
站前廣場周辺には「出租機車」「租車」の看板を掲げる店が、これでもかといわんばかりに並んでいますが、
朝、駅のロータリーにいたスタッフから声をかけられ、名刺ももらっていたことだしと、コチラの店にお世話になることにしました。
保有している車両が新しそうなのも好印象。
ワタクシが手続きをしている間にも、レンタル希望のお客さんが次々にやってきます。
この時点でお昼を回っていたので、半日料金にならないかといったところ、当日の営業時間内の9時半までで500元とのこと。
免許証と中国語翻訳文、パスポートを渡すと、免許証とパスポートをコピーしたうえで、免許証をデポジットとして預かられました。
「免許証と翻訳文はセットでないといけないんでしょ? 警察に尋ねられた時にはどうすればいいの?」
「この名刺を見せれば、問題ないよ」
にわかには信じがたいですが、警察に遭遇しないように祈りましょう(笑)
台湾で機車というと125ccが一般的ですが、体格が小さく、原付自体に乗り慣れていないワタクシには持て余すような気がしてなりませんでした。
そんな不安を悟られたのか「小さいのもあるよ」といわれ、50ccを借りることに。
値段は同じだと念押しされましたが、取り回しを考えると小さいほうが安心です。
車両まわりをチェックし、500元を支払って手続き完了。
おっと、安全帽も借りなくちゃ。
台湾のガソリンスタンド初体験
出発の時点で、燃料は5段階あるメーターの2つ目。
郊外へのツーリングになることだしと、まずは一番近い加油站(ガソリンスタンド)で給油です。
しかし、ガソリンスタンドに乗り付けたはいいものの、給油に必要な用語を何ひとつ知らないという事実に気付きます。
英語で「Regular,Full」といっても、ガソリンの種類を聞き直される始末。
50ccの原付に高いのを入れる必要はないだろうと、一番安いのにしときました(爆)
(レシートの記載も合計金額だけなんですね…)
そんな無責任が悔しくて、帰ってから台湾のガソリンの種類を調べてみました。
1)台湾のガソリンは「98」「95」「92」の3種類+「超柴(=軽油)」
2)「98」「95」「92」の数字はオクタン価(数値が高いほどエンジンへの負担が少ない)を示している
3)1リットル当たりの単価は「98」>「95」>「92」
4)一般的に、高級車には「98」、普通の自動車には「95」、原付には「92」が使用される
ということで、一番安いのにしたという選択は間違っていなかったみたい。
次の機会には「92,加滿」と、スマートにいってみるつもりです。
太魯閣國家公園へ向けて出発
花蓮から太魯閣國家公園へは、国道9号線を北上して20数キロ。
案内看板も出ているだろうと思えば、土地勘がなくても不安にはなりませんでした。
市街地を抜け、国道9号線に入ってようやくまわりを見る余裕が出てきました。
右手に「花蓮航空站」の看板。
花蓮は飛行機で来るには不便そうだなぁ…。
交通量も少なく、一本道が気持ちいい。
宜蘭方面へ向かう国道9号線から分かれ、いよいよ太魯閣エリアへ。
左手に見えるのがセメント工場だと知って、なるほどと思いました。
誰もいない緑のトンネルを、クリスマスソングを歌いながら走り抜け、
食堂や土産物屋が見えてきたと思ったら、
そこはもう太魯閣國家公園の入り口。
レンタバイクで太魯閣渓谷へ行くという、長年の念願を果たした瞬間。
証拠写真も無事収めることができて、感無量です。
店舗情報
★花蓮鼎峰機車出租
花蓮市國聯一路100-7號
03-835-1828
午前8時~午後10時30分