12月13日。十分は天燈上げのメッカ
列車を降りるや早々に、線路に落ちてきた天燈の残骸を拾う姿が目に入りました。
おいおいと苦笑いしながら、振り返って見上げると、
空にはいくつもの天燈が。
雲が多いのがいささか残念です。
ホームを降りてすぐから老街が始まります。
にしても、どこから湧いてきたのかと思うくらいの人出。
平日でこの状況ですから、休日はと思うとゾッとします。
瑞芳方面へ向かう列車が通り過ぎると、歩道にいた人たちが次々に線路へと出てきます。
天燈上げのメッカといわれるだけあって、老街は天燈の店だらけ。
「天燈いかがですか」
「いろんな天燈があるよ」
あちらからもこちらからも声をかけられます。
赤は健康、黄色は金運、青は事業運、オレンジは恋愛…と、色によって意味が違うのだとか。
複数のカテゴリーに対応した4色のモノが人気のようです。
また、天燈を上げるにあたっては、エリア(十分遊客中心~師功橋)や、天燈のサイズ(底面の直径60-70cm、高さ130-140cm、外周360-370cm、重さ300g以下)、時間帯(朝6時~夜10時)といったルールが決められています。
加えて、この路線に運行されているのが、架線のない気動車だからできるんですよね。
台湾人の願いごと。
韓国人の願いごと。
日本人の願いごと。
書き上げて空へ放つ時には、店の人が写真や動画を撮ってくれます。
ギュッと詰まった老街に、人々の願いが集まる独特の雰囲気は確かに見もの。
今回、クリスチャンとしての立場や環境負荷が気になって冷めてしまったけれど、ココは誰かと来て、願望に素直になるほうが楽しめるんだろうなと思ったのでした。
スポット情報
★十分老街
新北市平渓區十分老街
02-2495-1510(平渓區公所)
https://tour.ntpc.gov.tw/zh-tw/Attraction/Detail?wnd_id=60&id=110037
“2019年駆け込みタイワン 3章6節「天に願いを」” への2件の返信
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