緊急事態宣言下のささやかな楽しみその40「ガン豆くん弁当をおつまみに」【アイシティ21（山形村）】

5月22日。晩ごはんの買い出しついでに

お江戸から買って帰ってきた日本酒に合わせたメニューをつくるため、お肉を買って帰りましょうと。
「広域農道を回って、山形方面へ行かないか?」
お目当てのモノだけ買うなら本宅近くのスーパーで事足りると思っていましたが、どうやら相棒の頭のなかには考えがあるようです。

アクセス

県道48号（松本環状高家線）の南和田交差点または臨空工業団地交差点から西に折れ、松本市と山形村のほぼ境目。
建物を囲むように2,000台分の平面駐車場が設けられています。

店内の様子

緊急事態宣言解除を受け、時短営業ながらも全館営業再開となった「アイシティ21」
ちょうどこの日から、1階の吹き抜けスペースで地元のホテル、居酒屋などのお弁当を販売する応援イベントが始まっていました（5月31日まで）
本宅近くのスーパーでも松本エリアの飲食店が出店するようになりましたが、クルマでの移動が前提の地方では、大型店の一角に出店または委託するスタイルが有効なのでしょう。

メニュー

午後2時過ぎということもあり、売り切れとなっているところも少なくありませんでしたが、コチラの冷蔵ケースは比較的品物が充実していました。
「そういえば『ぱんぷきん』って、前に飲みに行ったことのあるアソコじゃない?」

ホテルの食堂でおばんざい飲み【手づくり食堂ぱんぷきん（松本市）】

ガン豆くん弁当は1,000円。
いろんなおかずが少しずつ入って、飲みのお供に使えそうです。

お品書きには、コシアブラ味噌、こごみの胡麻和え、山うどのきんぴらと、この時期ならではの山菜も。
どうして「ガン豆くん弁当」なんだろうと思いましたが、松本山雅FCのマスコットが「ガンズくん」っていうんですって。

いただきます

「肉専用」を謳った日本酒に合わせるべく、この日のメーンディッシュは長野県産のアスパラガスを使ったアスパラの肉巻き。
というわけで、まずはコイツから。

緊急事態宣言下のささやかな楽しみその28「量り売りにバル飲み。ダメなオトナにはたまりません」【柴田屋酒店本店（中野区）】

■八百万乃肉専用生酛純米生原酒（580円）
新中野駅近くの酒屋「柴田屋」に集う肉好きと石川県の数馬酒造が「肉に合うお酒」を突き詰めてつくったというお酒。
減農薬特別栽培で育てたゆめみずほを、精米歩合70%で使用しています。
ガツンと来る濃厚なうまみは、いかにも生酛純米。
しかし思った以上にやんちゃで、アスパラの肉巻きどころの肉では負けてしまいます。
「ガン豆くん弁当」も、おそらく力不足。
太刀打ちできるとしたら、脂身トロトロの角煮とか、肉汁があふれる揚げたてのメンチカツくらいでしょうか。

■ガン豆くん弁当（1,000円）
おばんざいがオイシイお店だけに、鶏の西京焼きも、焼き塩さばもホッとできる味。
このあたりの名産であるナガイモは、素揚げして梅おかかで和えてあります。
松本山雅ホームタウン活動から生まれた青大豆「ガン豆くん」は、メンチカツのなかにも。
食感と香りにアクセントが加わり、肉々しさとは違った味わいです。

こごみの胡麻和えは甘め。
うどのきんぴらは香りがさわやかです。

コシアブラ味噌ごはん。
タラの芽やフキノトウに比べると知名度は高くありませんが、このあたりではそれなりにメジャーな山菜です。
もっぱら天ぷらのイメージでしたが、味噌にしてもなかなかのモノ。
今シーズンはそれどころではないと思っていた季節の味を、ギリギリで味わうことができました。
さて、信州のお酒にシフトしますかね。