10月31日。おそばでお腹が満たされた後は
アクセス
新行の集落から再び県道31号(長野大町線)に出て、大町方向へクルマを走らせます。
目的地は、以前、相棒が台湾から来た朋友を案内したこともある山の中の珈琲店。
営業時間が日没までというのも、のどかさを感じさせます。
「カーブを過ぎたあたりの左手に看板があるから、スピードを落として」
なるほど、看板自体はしっかりしていますが、道路から奥まっているから、気づかずに通り過ぎる可能性はありそうです。
看板を目印に曲がると、ダートでかなりの上り坂。
積雪期は四駆でないと登れないとか。
そして、こんなそば畑が広がるすぐ脇に、
絵本に出てきそうなオサレな建物があります。
ちなみに目の前のそば畑は、2011年上期の朝の連続テレビ小説「おひさま」のロケ地。
2008年にオープンしたこの店は、その時点ですでにあったということです。
コーヒー店であることを示す看板。
もこもこっとしたディテールが特徴的な建物は、藁のブロックを積み重ね、土と漆喰で塗り固めた「ストローベイルハウス」という工法でつくられているとのこと。
しかも、セルフメイドというんですから、こだわりは半端ではありません。
店内の様子
では、店内へ。
足を踏み入れた瞬間、柔らかな暖かさを感じました。
立派な暖炉はフィンランド製。
火は入っていなくても、暖炉というのはそれだけで独特の存在感がありますね。
キッチンに流れる時間も、どことなく優雅。
メニュー
店内は満席だというので、テラス席でいただくことにしました。
コーヒーは3種類のブレンドと、季節ごとの限定品。
定番のブレンドは、豆の販売もされています。
ショーケースに並ぶケーキたち。
これらのケーキを買い求めるためにわざわざ訪れる人もいるみたい。
いただきます
テラス席で紅葉を眺めながら待つことしばし。
待っている間にも、クルマが次々と上がってきます。
知る人ぞ知るカフェだと思っていたのに、こんな人気店だとはピックり。
■美麻ブレンド(550円)
日差しはあっても、標高1,000m近い高原はひんやり。
マグカップを通したぬくもりに、ホッとします。
鮮度がイイ豆をていねいに淹れているから、香りが豊か。
コーヒーの酸味が苦手な人にも飲みやすいブレンドです。
でもやっぱり、寒っ。