12月11日。バーガーと並ぶ佐世保グルメといえば
長崎空港からバスで1時間半。
雲ひとつない青空のもと、大村湾に沿って走るルートはなかなかの風景だったそうですが、車両は高速バス仕様でありながら、全線一般道の路線バス。
寝不足にイヤな揺れがこたえ、涙目になりながら佐世保に到着しました。
出発した時は7~8割の乗車率だったものの、ハウステンボスから先はほぼ貸切状態。
遠からぬうちにこの路線がなくなってしまうのではないかと、余計な心配もしてしまいます。
アクセス
そんな佐世保は、旧日本海軍の軍港で栄えた港町。
同じく軍港があった横須賀や呉などと同様、佐世保でも海軍由来のカレーで地域おこしをしているのです。
艦船ごとに独創的で工夫を凝らした、海上自衛隊カレー。
ブイヨンにこだわって少し辛めに仕上げた、水陸機動団カレー。
タマネギ、ニンジンとともにフルーツや赤ワインに漬けた豚肉をじっくり煮込んだ、海上保安部カレー。
3つの部隊のカレーを食べられるのは、佐世保だけなんですって。
https://www.sasebo99.com/gourmet/jieitai/
少し歩いたおかげで、乗り物酔いからは復活。
それにカレーを食べれば、イブクロもスッキリしてくれることでしょう。
ということで、あらかじめ調べておいた「させぼっくす99+1(ナインティナインプラスワン)」へと向かいました。
上記リストのなかには事前予約が必要な店も少なくありませんが、コチラは駅チカに加え、食べられるカレーの種類が多く、旅行者にも利用しやすいのが特色です。
佐世保駅東口のすぐ右手。
相浦中里インター近くにある道の駅「させぼっくす99」の姉妹施設です。
「させぼっくす99」の名は、佐世保の観光名所である九十九島と、数えきれないほどの魅力を詰めた宝箱のような場所から来ているとか。
「+1」は、地酒ですかね。
店内の様子
入ると冷ケースを挟んで右手が物販、左手が飲食コーナー。
その先の壁には、佐世保のガイドマップがはられています。
メニュー
さて、何からいきましょうか。
こんなにコンパクトな店にもかかわらず、メニューの豊富さに驚かされます。
自衛隊カレーは6種類。
レモンステーキに佐世保バーガー、スイーツと、漏らすところがありません。
お魚系のランチメニューは、普段使いにもよさそう。
さらに日本酒、焼酎は、冊子メニュー以外にもおススメが。
こんなのに手を出してしまったら、ココだけで完結してしまいそうで危険危険(笑)
いただきます
■世知原ピルスナー(700円)
まだ本格的に飲み始めるには早いからと、地酒はやめておきました。
世知原茶にバドワイザーを組み合わせた苦味×苦味の1杯は、食事のお供にもイイ感じ。
■水陸機動団カレー(1,200円)
水陸機動団は2018年に陸上自衛隊に新編され、「日本版海兵隊」とも呼ばれる部隊。
飯ごうに入ったビジュアルがワクワク感を誘います。
「ほらほら、見て」
相棒が指さした先を見上げると、飯ごうのディスプレーが。
ではではオープン。
ご飯の上には千切りキャベツと牛カルビ。
ルーはキャンプのカレーのイメージで、福神漬けに合います。
■護衛艦さわぎりカレー(1,200円)
2013~2018年に開かれたGC1(護衛艦カレーグランプリ)の初代チャンピオンで、6種類のなかでは1番辛い中辛。
昭和の時代に観艦式で天皇陛下がお召し上がりになったというのも、興味を引きました。
イカ墨と牛すじを使ったルーは、口当たりは甘めながら、深みのあるレストラン系。
量もたっぷりしていて、ケチケチしなくても十分に事足ります。
唐揚げもカレーに合う味だし、フルーツまで付いて満足度もバッチリ。
しかし、飲むヨーグルトだと思って飲んだのが牛乳だったのには撃沈しました。
歴代のGC1グランプリカレーは、レトルトで販売されているので、おウチでの食べ比べもOK。
さすがに、あのステンレスのトレーは売っていませんが。
“マイルとGo Toで行く長崎 1章2節「駅チカで自衛隊グルメ」 【させぼっくす99+1(佐世保市)】” への1件の返信
コメントは受け付けていません。