12月11日。「JR」はJapan Railway、では「MR」は?
だれですか、男性の敬称だとか、製薬会社の営業さん(Medical Representative)だなんていっている人は。
実のところ、出発前にはまったくマークしていませんでしたが、松浦鉄道(Matsuura Railway)は、佐世保からたびら平戸口を経由し、伊万里、有田を結ぶ、日本最西端の鉄道。
1988年に九州旅客鉄道の松浦線から第三セクターに転換されたこの路線は、自ら「MR」を略称とし、沿線住民からも「MR」や「MR鉄道」といった愛称で親しまれているのだそうです。
これまでの旅でもあちこちで乗り鐵を楽しんできた我々。
こんなのに気付いてしまったら、乗らずにいられないじゃありませんか。
1日乗車券で「行き当たりばっ旅」
だから、自衛隊カレーを食べながら見どころになりそうなところを検索して、予定変更。
「行き当たりばっ旅」をいいことに、1日乗車券まで買っちゃいました。
1日乗車券は2,000円。
有人駅および車内で販売され、乗車する年・月・日をコインなどで削るスクラッチ方式です。
同社が保有する23両の車両の大部分(21両)は、平成18年(2006)から23年(2011)にかけて導入されたMR-600形。
コチラのラッピング車両には、沿線の名物がポップにデザインされています。
13:23発、伊万里行きに乗って
列車は1両編成で、後ろ乗り・前降りのワンマン運転。
ひとりがけ転換クロスシートと4人がけボックスシート、ロングシートという座席構成がおもしろいです。
「車内ではマスクの着用をお願いいたします」
鉄道むすめの西浦ありさちゃんも、そういっております。
では、出発進行。
うなるような重い音は、いかにも気動車。
思ったよりも揺れて、走行中の風景を写真に収めるのは容易ではありません。
左石駅。
駅屋台、気になる!
佐世保から40分強で佐々駅。
半分ほどの列車は、ココまでの運行となります。
それを過ぎると、車内はすっかりガラガラ。
そして降り立った、江迎鹿町。
最初、駅名を見た時は何と読むのだろうと首をかしげましたが、まんまとはねぇ。
他に降りる人もおらず、列車が行ってしまった後は静寂に包まれます。
駅舎内の鉄路喫茶もネタになりそうですが、ココまで来てカレーはないな(笑)
路線情報
★松浦鉄道
佐世保~有田間の57駅、93.8kmを、主にMR-600形で運行