10月2日。最大の目的を果たして帰ります
瀬戸田港からの旅客船は、三原港行きと尾道港行きの2系統。
三原行きのほうが本数が多く、ダイレクトに戻れるのですが(しかも安い)、レンタサイクルを返さなくてはならないため、尾道経由での移動です。
出航時刻の10分前に桟橋が開放され、改札が始まりました。
「Lazuli」と名付けられたサイクルシップには、乗下船口の近くに加え、デッキにも自転車を置くためのスペースが設けられています。
ゆっくりと桟橋を離れた船は造船所を望み、
エンジン音を響かせながら、穏やかな瀬戸内の海を進んでいきます。
視線を後方に移せば、生口島と大三島を結ぶ多々羅大橋。
しまなみ海道はこの橋を境に、愛媛県へと入ります。
続きを走りに来るのは、いつになるかな…。
左木島・須ノ上港を経て、因島・重井港へ。
それと前後して、ちょうど日の入りの時間帯を迎えました。
我々が走ってきた因島大橋も、ほんのりとピンクに染まります。
「うわぁ、キレイ」
「キレイだねぇ」
デッキのあちこちから感嘆の声が聞こえてきます。
昨日の夕呉クルーズもよかったけれど、期せずしていいモノを見られたお得感としては、コチラのほうが上かなと。
夕陽が山の陰に隠れたころ、尾道水道に入り、
この日の出発点である尾道港へと戻ってきました。
営業時間ギリギリにレンタサイクルを返して、尾道駅へ。
「急げば乗れるから、行こう!」
リニューアルされた駅を探検する間もなく、三原行きの列車に飛び乗ったのでした。
航路情報
★株式会社瀬戸内クルージング
尾道市新浜2-13
0848-36-6113
https://s-cruise.jp/
https://s-cruise.jp/cruise/setoda/(尾道~瀬戸田航路)