8月7日。我々が乗ってきた車両は天竜二俣駅に到着しました
天竜二俣駅は、掛川方面からの列車と新所原方面からの列車の乗り継ぎ駅であり、また天竜浜名湖鉄道の本社も設けられている、路線内における中心的位置付けの駅です。
とはいっても、町の中心は二俣川を挟んでひと駅西にある二俣本町のようですが。
駅舎および周辺の様子
さて、そんな天竜二俣駅は、
駅舎およびプラットホームが国の有形文化財に登録されるなど、天竜浜名湖鉄道とその前身である国鉄二俣線における、博物館的存在。
道を挟んだ向かいの機関車公園には、1946(昭和21)年につくられ、1971年(昭和46)年3月までに150万km超を走り抜けたC58が展示されています。
C58に対する相棒の思い入れはフツーの人とは比べ物にならないほどに強く、言葉少なに見入っていたのでした。
対してワタクシは、ジリジリと照り付ける日差しを避けて駅舎へ。
土日祝日の10時からは、3種類の駅弁が売り出されるのですが(平日は予約で販売)、売り切れだったのか、入荷がなかったのか、あいにく鰻弁当にお目にかかることはできませんでした。
駅舎内の売店も「がんばろう浜松市応援キャンペーン」の対象店舗だったんですけどねぇ…。
そして、天竜二俣駅のウリである、車両基地見学ツアーにも参加したのですが、あまりの「鐵」分の濃さに、ごはんブロガーが手を出すべき範疇ではないなと。
代わりにといってはなんですが、駅前の定食屋の名物メニューから想像していただくとしましょう。
といいつつ、他のネタが尽きたころに落ち着いて取り組むかもしれませんが。
再び天浜線に乗って
1時間ほどのツアーを終えて改札をくぐると、停まっていたのは懐かしい「ミカン電車」を思わせるTH2100形式 Re+(リ・プラス)
ホームの柱や桁に、古レールが転用されているのも見どころです。
でも、我々が乗るのはRe+ではなく、新所原方面からの折り返し列車。
ブルーグレーの車両の前面には「Slow Life Train」とあります。
上部に描かれているのは、風力発電の風車でしょうか。
「おぉっ! マリメッコだ!!」
日に焼けて色あせたシートに、花柄のカーテンやヘッドレストカバーが鮮やか。
こういった遊びゴコロは、コンパクトな1両編成ならではの強みといってよさそうです。
ひじ掛けに備えられたテーブルも懐かしさ満点。
途中には、マリメッコのテキスタイルのパネルが飾られた駅もありました。
では、このあたりでマリメッコ列車に別れを告げまして…。
路線情報
★天竜浜名湖鉄道
掛川~新所原の39駅、67.7kmを主にTH2100形で運行。
全線単線非電化で、IC乗車券には対応していない。
公式サイト:https://www.tenhama.co.jp/
“「鐵」と●●を求め、三河~遠江へ Act9「天浜線でGo 後編」 【天竜浜名湖鉄道(浜松市)】” への1件の返信
コメントは受け付けていません。