ご近所の温泉宿で眼福、口福の時 夕食編【江戸川区立 穂高荘(安曇野市)】

7月29日。文月 安曇野会席

7月最後の週末、相棒の親族ご一行が安曇野へやって来るので、近場に旅館を取って泊まろうという話になりました。
子どものころから、家族旅行といえば公共の宿だったという相棒一家。
旅行サイトで調べてみましたが、夏休みの週末とあって、お手ごろ感のある公的な施設はことごとく満室です。
「そういえば、ボクの音楽仲間が何度かロビーコンサートをした『穂高荘』はどうだろう?」

さっそく公式サイトで番号を調べ、予約センターに電話をすると、幸いにも空きがありました。
「穂高荘」は、東京の江戸川区立の施設ですが、区民以外でも区民価格プラス1,000円程度で泊まれるというのは、あまり知られていない事実。
それに旅行サイトでは検索できず、予約が電話に限られる点も、穴場といえる理由といっていいのかもしれません。

アクセス

国道147号からは北穂高交差点を西に折れ、大糸線・有明駅の脇を通って県道25号(塩尻鍋割穂高線)をずんずんと山のほうへ。
穂高川を渡り、広域農道(有明交差点)を過ぎて、さらに上っていきます。

JAあづみ有明ホールや有明郵便局より少し先で、看板を目印に右へ曲がると、

この周辺ではひときわ高い建物が見えてきます。
安曇野市に土地利用条例が制定された現在では、この高さの建物は建てられないのだとか。

ようこそ穂高荘へ。

駐車場に停まっているクルマは、江戸川区を管轄する足立ナンバーをはじめ、都内ナンバー率高し。
先ほどチラリと見えたはとバスは、観光付きの送迎バス「穂高号」ですな。

午後6時、一斉に大広間へ

チェックインの際には、あらかじめ送られてきた名簿に宿泊者全員の氏名と住所を記入して提出。
夕食は午後6時から、朝食は朝7時半からと案内がありました。

部屋に荷物を入れるなり力尽きてしまい、偵察できないまま夕食の時間となってしまったため、館内の様子は割愛。
エントランスロビーから左手突き当たりの大広間へ向かいます。
ちなみに顔出しパネルのフクロウは「ホタカ君」っていうんですって。

本館と新館の間のラウンジ。
相棒の音楽仲間のロビーコンサートは、ココで行われたそうです。

卓球台もありますよ~。

喫煙ブースを過ぎて廊下がクランクになっているあたりに七夕飾りが。
一般的に七夕は7月ですが、信州では月遅れの8月なのです。

コチラの料理人は、県の料理コンクールで賞も多く獲得していると分かり、期待が高まります。

手の消毒をして大広間に入ると、席の間こそゆとりをとってありますが、いかにも「ザ・昭和」な温泉旅館の光景。

座席には部屋の名に加え、名前もはってありました。
「このご時世、個人情報丸出しでいいのか!?」
義妹のツッコミも、もっともかと…。

いただきます

「おぉ~、うまそ~♪」
テーブルにセットされた料理が鮮やかです。

本日のおしながき。

■前菜
ジュンサイそうめんに鴨のロースト、イカのわた造り、ゴマ豆腐。
今シーズン、まだトウモロコシを食べられていなかったから、ゴマ豆腐にトッピングされたトウモロコシがウレシイ。

■食前酒
シソが香る赤梅酒。

さて、何を飲みましょうか。
温泉宿にしてこのお値段、かなり良心的です。

もちろん生ビールもありますよ~。

■サッポロ生ビール 樽生 中(500円)
てなわけで、かんぱぁ~い!
サッポロの生は、やっぱりうんまいねぇ。

■鍋物
固形燃料で調理する、信州牛のすき焼き風鍋。
トマトが入ることで、割り下の甘さがスッキリして食べやすくなります。

■お造り
お造りは、信州サーモンを中心に。
真ん中のマリネは、軽く炙ってイタリアンドレッシング仕立てにしてあります。

寒天に似た黒いキューブは、えご(おきゅうと)
九州の安曇族とのつながりを示す食材です。

■焼物蒸物
アユの蓼(たで)味噌焼きと、カボチャまんじゅう。
緑酢と勘違いをして、キュウリ(ウリ科)が使われているんじゃないかと疑ってしまいましたが、蓼味噌のタデはタデ科だと分かってひと安心。

■大雪渓 純米酒(430円)
相棒が注文した日本酒をおちょこに1杯。
安曇野ではおなじみの大雪渓です。
キープしておいた前菜やお造りのツマが酔いアテ。

■食事
ごはんは、安曇野穂高有明産のコシヒカリ。
味噌汁はナメコとミツバです。
みんなして「オイシイお米だねぇ」と。

■甘味
〆はマンゴープリン。
杏仁豆腐との二層になって、オサレです。

時間をかけて飲み食いしたはずなのに、食事が済んだのは7時半過ぎ。
お腹が空いて目が覚めちゃったら、どうしましょ(笑)

施設情報

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