9月30日。あっ、あのピンク色は…
乗換駅の川跡(かわと)まで戻ってきて、電鉄出雲市方面行きの電車を待っていると、ラブリーなピンク色が視界に入ってきました。
間違いありません。
前回(2018年)に一畑電車に乗った折、雲州平田駅ですれ違った「ご縁電車・しまねっこ号Ⅱ」です。
右前足を上げた姿は「やぁ、会えてうれしいよ」といっているかのよう。
背景には、波や松、雲、勾玉と、和テイストのモチーフがいろいろ盛り込まれています。
さらにハート型に結んだ水引で、ご縁のイメージを高めていますね。
ドアの脇にもしまねっこ。
さっそく乗り込みます。
車内の様子
東急電鉄から2015(平成26)年に導入したこの車両は、運行開始当初はオレンジに白帯のカラーリング(デハニ50形と同じ)にラッピングされていましたが、翌年に「ご縁電車 しまねっこ号Ⅱ」としてリニューアル(初代しまねっこ号は2019年に運行終了)
一方、ステンレスの車体やくの字型のパンタグラフなど、一畑電車として初めての性能を持った車両でもあります。
2両編成の1両は、ご縁をモチーフにしたピンク色(あみだくじで恋占いもできちゃいます・笑)
もう1両は、しまねっこの走る別荘をモチーフとした黄色に分かれています。
そして、車両のほぼ真ん中に、しまねっこイター!!
何食わぬ顔で座っている姿は、かわいくもあり、シュールでもあり…。
首都圏の過密ダイヤのなかを走っていたころには、考えられなかった光景ですね。
8つの台湾を探せ
また、「ご縁電車 しまねっこ号Ⅱ」のなかには、一畑電車が台湾鉄路管理局と友好協定を結んでいることにちなんだお遊びも。
「この車両のなかに台湾に関係するものが8個隠れているから、探してみるにゃ!」
ひとつ目発見!
十分の天燈ですね。
ふたつ目、ジブリの映画「千と千尋の神隠し」のモデルとして知られる九份!
でも、電鉄出雲市までの10分足らずでは、このふたつしか見つけられませんでした。
残念。
路線情報
★一畑電車
電鉄出雲市~松江しんじ湖温泉(北松江線)の22駅、33.9km
および 川跡~出雲大社前(大社線)の5駅、8.3km で運行
https://www.ichibata.co.jp/railway/
「ご縁電車 しまねっこ号Ⅱ」内装について:https://www.ichibata.co.jp/railway/topics/201906060917.html