雰囲気もお値段も時が止まったかのよう【常念旅館(安曇野市)】

12月15日。メンチカツ定食@700円

有休をとって、健康診断からの免許更新の話の続き。
普通列車で17時半過ぎに松本へ着いた後、本来の予定であれば、大糸線で豊科まで行き、仕事帰りの相棒にピックアップしてもらって晩ごはんを食べに行くはずでした。
ところが乗り換えて発車を待っていると、信濃松川~北細野間で起きた人身事故のため、運転を見合わせるとのアナウンス。
人身事故がしょっちゅうの中央線を何ごともなくクリアしてきたというのに、よりによって大糸線でなんて…。
その後のアナウンスで、17:57発は運転取りやめになり、乗っている列車がそのまま次の18:36発となることになりました。

とにかく相棒に知らせなくてはとLINEを送ると、「松本まで迎えに行くから、どこでごはん食べるか決めておいて」と。
そうはいわれても、松本駅から本宅までの道中にはコレといった店がないんですよね…。

アクセス

提案した候補がどれも決定打に欠け、相棒が「だったら『常念』に行ってみないか」と。
「常念」とは、旧国道147号線沿いに建つ、職人の宿を思わせる古びた旅館。
「御食事」の看板もあるとはいえ、ホントに営業しているのかは、通りかかるたびの謎でした。

「おっ、明かりついてる!」
ウインカーを左に出し、駐車場にクルマを止めました。

ガラス窓越しにも、ちゃんと営業している気配が感じられます。

煌々と灯る旅館の看板の右側が食堂の入り口。
さっそく入っていきましょう。

店内の様子&メニュー

店内には年季の入ったダイニングテーブルが数台。

カウンターに近い奥のテーブルで飲んでいたのは、宿泊客ではなく常連さんだったようです。

おばちゃんが運んできたホーローの急須も、懐かしさを誘います。
このお茶、結構オイシイ。

さて、何をいただきましょうか。

ラーメン、カレーは500円台、定食は700円台から。

おウチではめんどうな、揚げモノの定食がそそります。

焼魚、煮魚だって、ほら。
しかも、値上げをしてこの値段だというんですから驚いちゃいます。

いただきます

■メンチカツ定食(700円)
お盆にのってやって来たお品のボリュームに、思わず目を丸くします。
コレで700円だなんて、ホントにイイんですか??

こんもりと盛られた生野菜の上に、衣が立ったメンチカツ。
でんぷん質っぽい味がするのは、マルシンのハンバーグを使っているからじゃないかと推察します。

練り物入りのよく煮込まれた煮物。
飲食店にしては控えめの味付けです。

ポテトサラダもマヨマヨしすぎず、イモがしっかり感じられるのがイイ。

■カキフライ定食(770円)
コチラは相棒のカキフライ。
大粒で衣とのバランスのイイお品は、タルタルソースはもちろん、カラシでいただくのもうまし。

「このコスパなら、ウチに帰ってから料理に時間をかけたくない時なんかに、さっと食べて帰るのもいいなぁ」
使い勝手のよさそうな店が開拓できたのは、大糸線が運転見合わせになったおかげ!?

店舗情報

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