4月7日。揚げパン玉子サンド&豆乳スープ@800円ほか
コロナ禍前は、年に1~2回台湾へ通っていた我々。
円安が進み、もはや気軽には行かれなくなってしまいましたが、あのころフツーに食べていた台湾の朝ごはんが食べられる店をWEBで見つけ、行ってみようということになりました。
ふふっ、「押競満寿(おしくらまんじゅ)」だなんて、おもしろい名前。
アクセス
「押競満寿」の最寄り駅は、新宿から小田急線の各駅停車で4つ目の代々木八幡。
1カ所だけの改札を抜けると、右側が北口、左側が南口ですが、まっすぐ進むと山手通りにぶつかります。
我々は信号を渡った目の前の階段を下りて裏道からアプローチしましたが、分かりやすいのは山手通りをそのまま右へ進み、代々木八幡前交差点から左へ回り込むルートかもしれません。
あたりは落ち着いた雰囲気の住宅街。
鮮やかな黄色いドアのある建物が目に入ります。
「ANDMOSH STUDIO」と書かれた看板には、キックボクシング、パーソナルトレーニング、ランニングステーションに続いて、左向きの矢印でレストランと。
なんだかおもしろい取り合わせだなぁと思っていたら、相棒が「あそこだよ」と、指をさしました。
え゛…??
あまりに突然で、言葉が出てきません。
だって、プラスチックの一体成型の椅子なんて、台湾のローカル食堂そのもの。
「呷飽没?(ごはん食べた?)」というあいさつも、台湾好きにはたまらない響きです。
店内の様子&メニュー
店内は窓に面したプラスチック椅子の席と、ハイチェアーのカウンター席、
テーブル席を合わせて20席弱。
台湾の屋台をイメージさせるワゴンには、
その日のおかずが並びます。
台湾の家庭やお店で、幅広く活躍している電鍋。
ルーローを煮ているんだろうなぁなんて思うと、ココロがキュンとしちゃいます。
ルーロー味とカレー味、2種類の「押競饅頭」
タイル壁にはられたメニューも、台湾の食堂で見るのと同じ配色です。
豆乳スープ、台湾粥、ルーロー飯を中心としたお食事メニュー。
午前9時の開店から10時半までは、おトクな早早早安(おはよう)セットも利用できます。
裏を返せば、喫茶メニュー。
台湾ビールもありますね。
いただきます
■ルーロー飯セット(1,300円)
しっかり食べたい相棒は、ルーロー飯のセットで。
ルーロー飯はお肉粗めの南部風です。
3種のおかずのうち、真ん中のタケノコはデフォルト。
小松菜とほうれん草の腐乳炒めとキャベツとにんじんのニンニク炒めをセレクトです。
玉米湯(コーンスープ)もフレッシュなトウモロコシ感がイイ。
■揚げパン玉子サンド&豆乳スープ(800円)
鹹豆漿(豆乳スープ)が恋しかったワタクシは、揚げパン玉子サンドとのセットで。
揚げパンに玉子サラダをのせるスタイルは、見たことなかったなぁ。
台湾の朝食屋では、甘い豆乳のほうがメジャーな気がするけれど、ワタクシが好きなのはコチラ。
香菜やザーサイの香りがまたイイんですよね。
揚げパンから玉子サラダののっていない部分をちぎって放り込みます。
ふるふるになった豆乳と一緒にいただくと、口のなか、そして脳内に台湾が広がります。
ホンモノの台湾はずいぶん遠くなってしまった現在、台湾補給ができる場所が見つかったのはスバラシイことです。
おまけ
代々木八幡の脇を抜け、小田急の線路を渡ると、代々木公園はすぐ目の前。
昨日の熊谷に続き、2日連続のお花見です。
サクラはほぼ満開。
お花見の人たちも、かなり気合いを入れて臨んでいるように見受けられます。
では我々も、持ってきたアレを取り出しまして…。