12月15日。1泊2食@9,900円/人
薄暗くなったなか、黄色い列車を見送り、
再びやって来た神代驛。
今晩は神代のまちにお宿をとっているのです。
アクセス
駅を背にして進み、ふたつ目の角を右に折れると、神代のメーンストリート。
こうじろフェスが終わって、すっかり静かになった通りを歩いていきます。
角から50mほどの右手に灯る明かりが、本日のお宿である「旅館 末廣」
たまたま目にしたFacebookページの料理写真がとてもオイシソウで、神代を訪問する暁には絶対泊まろうと決めていたのです。
コチラのお宿は1日2組限定で、1泊2食付9,900円/人。
「じゃらん」などの宿泊予約サイトには掲載がなく、Facebookでメッセージを送ってから電話をして予約しました。
日中に荷物を預けておいたので、到着してすぐに2階の部屋に入ってひと息。
エアコンをフル回転させているおかげで、部屋はぽかぽかです。
この部屋だけでもふたりで使うには十分なのに、隣の部屋が寝るためだけに用意してありました。
洗面台とトイレは共用ですが、部屋を出てすぐにあるので不便はありません。
そしてトイレの壁には、女将による手がきのマップが(クリックすると拡大します)
つい見入って長居してしまうというのも、うなづけます。
大正15年創業の「旅館 末廣」
館内のそこここに施されたレトロなしつらえにも注目です。
いただきます
冷えたカラダをお風呂に入って温めたら、1階の食堂で晩ごはん。
いったん廊下に出て、冷蔵庫からドリンクを選びます。
前の日に宴会があって、地酒はおおかた飲みつくされてしまったとのことですが、我々は食べるに徹するから大丈夫!?
では、さっそくコチラから。
もずく酢は、もずく自体が太くて立派です。
向かいの豆腐屋さんの豆腐でつくったもろみ漬けも、味が濃いっ!
■雲仙ベルガモットクラフトビール(1,200円)
乾杯用に、雲仙の地ビールを1本だけいただきました。
渋みのある柑橘と酵母が香ります。
■お造り
お造りは、タイとホタテ。
ホタテは、北海道に嫁いだ娘さんが送ってきたお品です。
九州の甘い醤油もあるけれど、何も付けずに素材のおいしさを味わいたい。
■焼物①
有明海で育った牡蠣の焼き牡蠣。
女将さんがいうには、有明海のが塩加減が一番イイんですって。
■焼物②
地元の一本釣り協会(?)の人が釣ったスズキのかぶと焼き。
絶妙な塩加減、焼き加減に目を見開きます。
ほくほくの白身をとことんほじりつくして、命に感謝。
■炊物
ナスとウナギのかば焼きを組み合わせ、山かけでいただく逸品。
一般人には考えもつかない組み合わせです。
女将さんから突然「豚足好きですか?」と。
「はい」と答えると、フェスで焼いていたというお品を出してくれました。
むっちりねっとりのコラーゲン。
ポン酢と合わせる食べ方も斬新です。
しゃぶりつくして、白骨をつくりました。
■強肴
クリスマスらしさも漂う、チキンのグリル。
ちょっぴりスパイシーでうまし。
■具雑煮
「『島原へ行く』と聞いたんで、もしかして食べてきたかなと思ったんですが…」といわれましたが、さっき食べてきた具雑煮は鶏肉で、コチラは魚。
高野豆腐が入っているのは共通です。
お腹がだいぶふくれたので、餅は入れず具材だけを味わいます。
ベースの味が控えめで、海の幸や野菜の味わいをしみじみ感じられるのがイイ。
■甘味
デザートは、キウイと煮リンゴをのせた杏仁豆腐でさっぱりと。
キュートな女将さんとのおしゃべりも楽しみつつ、2時間近くかけてゆっくりと過ごしました。
施設情報
★旅館 末廣
長崎県雲仙市国見町神代乙370
0957-78-2716
https://www.facebook.com/koujirosuehiro
https://www.instagram.com/suehiro_ryokan/
雲仙市ウェブサイト内「あいにいかんば雲仙人(くもせんにん)」に、女将の紹介記事があります。
“2024年はたこトラベル創立記念旅行 2章7節「コウジロのお宿で心づくしの美味」【旅館 末廣(雲仙市)】” への1件の返信
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