4度目の長崎、初めての島 3章2節「平戸散策 前編」【平戸ザビエル記念教会ほか(平戸市)】

4月13日。所要約2時間、約1万5,000歩

事前に調べた時にはタイミングよくあると思っていた、たびら平戸口駅からの路線バスが1時間も後だと分かり、駅前に待機していたタクシーに乗り込んで平戸へ。

平戸の中心部までは5kmほど。
レンタサイクルで島へ渡ることも考えていましたが、風が強く、アップダウンもあるので、やめて正解でした。

平戸市観光交通ターミナルでマップを手に入れ、荷物を預けてから観光をスタート。

桟橋の対岸に見える平戸城を眺めてから、

松浦資料博物館へと続く、歴史の道を上っていきます。

歴史の道から浦の町へ

歩き始めるとすぐ右手に、うで湯・あし湯があったり、

平戸ゆかりの偉人たちの像があったり。
望遠鏡を手にしているのは、日本に最初に来たイギリス人、ウィリアム・アダムス(日本名・三浦按針)

日本に初めてキリスト教を伝えたフランシスコ・ザビエル(あの髪型ではないので、ピンときませんが)も何度も平戸を訪れたのだそうです。

そして突き当たりが、旧平戸藩主松浦家と平戸の歴史に関する史料を収蔵した松浦資料博物館。
建物は1893年(明治26)松浦氏の邸宅として建てられたもので、鶴が峰邸と呼ばれていたそうです。
歴史の勉強をする気はありませんが、イイ風景が見えないかと上がっていきました。

★松浦資料博物館
平戸市鏡川町12
0950-22-2236
午前8時30分~午後5時30分
年末年始(12月29日~1月1日)休み
大人660円、小・中・高生330円
http://www.matsura.or.jp/

上って来た石段を下りたら、左に折れて進みます。
ツツジがキレイ。

唐人関係、倭寇関係の遺跡として伝承されている六角井戸。

オランダ、イギリスとの貿易が華やかだった頃、一帯で軒を並べていた貿易商のひとつ、川崎屋の庭に植えられたという大ソテツ。
何本ものつっかえ棒に支えられて立つ姿が健気に映ります。

その先の角に見つけた、イイ感じのちゃんぽんの店。
かつては、たびら平戸口駅の待合室に店を出していたこともあったみたい。
ながさき旅ネット「“日本最西端の駅”の、ちゃんぽん屋さん」:https://www.nagasaki-tabinet.com/blog/264

平戸ザビエル記念教会

Google Mapでは表示されない遊歩道で上り坂をショートカット。

長い階段ですが、ガードレールに設置されたハニワ風の装飾に癒やされます。

さらに坂を上って、平戸ザビエル記念教会に着きました。

★平戸ザビエル記念教会
平戸市鏡川町259-1
0950-22-2442
午前6時~午後4時30分(日曜は午前10時~午後4時30分。ミサ、冠婚葬祭時等は拝観不可)
無料(献金箱に寄付を)

その後、教会の裏手に回り込み、石畳の階段を下っていきます。

日差しはかなり強かったですが、木陰に入ると空気がひんやりとします。

光明寺は、浄土真宗本願寺派の寺院。
ソテツに囲まれた山門が異国チックです。
そして、塀の向こうには平戸ザビエル記念教会の尖塔が。

坂道を下りながら、寺院と教会の見える風景を何度も振り返ります。
こんな融合が見られる場所は、他になかなかありませんよね。

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