世界の味で再会を喜ぶベトナム料理編【ベトバル（新宿区）】

10月19日。ゴスペルレッスンの後、西早稲田へ

もともとは先週に上京する相棒の予定に合わせ、ゴスペルつながりのSちゃんと一緒にごはんする約束をしていました。
しかし、台風でそれどころではなくなり、あえなく仕切り直し。
この日の朝、急を承知で連絡を取ってみると、夜だったら都合が付くということになったのです。

お互いの引っ越し先が高田馬場を挟んで行き来しやすいと分かり、「これからは馬場で飲めるね」といっていた我々。
それを聞いた相棒が提案してきたのは、ベトナム朋友に教えてもらったというベトナム料理店でした。

アクセス

高田馬場からは、早稲田通りを早稲田方向へ。
明治通り（馬場口交差点）を過ぎて最初の信号の先、右手に見えるベトナム国旗が目印です。

お店があるのは2階。
この前をしばしば通るというSちゃんも、この店の存在には気づいていなかったそうです。

店内の様子

ネットの情報によると、客の7割がベトナム人とのこと。
ガラス越しにもそんな雰囲気が伝わってきます。

ドアを開け、3人だと告げると「今片づけますので、少々お待ちください」と。
盛り上がっていた一団もちょうど店を出ようとしていたところで、待つこと数分で店に入ることができました。

キッチンの入り口にもベトナム国旗。
オレンジ色のポロシャツを着たスタッフの仕事ぶりがひたむきに映ります。

メニュー

ベトナムビールや焼酎もありますが、生ビールをもらって、

1週間遅れの再会を喜びます。
第3のビールっぽい味に「中ジョッキが290円なら仕方ないよね」と（苦笑）

ひとりで飲むなら、こんなセットも酔さそうです。
コッチはハイネケンなのかな。

メニューは、左ページがベトナム語、右ページが日本語となっていますが、我々が見るのはもちろん日本語。
60種類近いラインナップのなかには、フツーのベトナム料理店ではお目にかかれそうにない品も散見されます。

壁にはベトナムの編み笠・ノンラーとともに、おすすめメニューが。
ホルモンうまそ～♪

いただきます

■生春巻き3種セット（790円）
海老と豚肉、サーモンとアボカド、ミントと蒸し鶏の3種類が、半分にカットして盛られています。
「どうやって分ける?」
ひと切れをさらにカットするのは難しいと、それぞれ3種類のうちの2種類を選ぶことにしました。
淡白そのものな蒸し鶏に比べると、サーモンはいくらかまろやか。
いずれにしても野菜率が高いので、甘酸っぱいタレをたっぷりかけるほうがオイシイみたい。

■発酵海老ペースト付き厚揚げ（530円）
ガラスの小皿に入った発酵海老ペーストは、まさにエビの塩辛。
外カリカリ、中トロトロな厚揚げをくぐらせていただきます。
独特のクセがあるし、塩気も強いけれど、酒飲みにはたまらない一品といえそう。

■アサリのレモングラス蒸し（690円）
香りもいいし、アサリもふっくら。
メニューを見た時の直感は大当たりでした。
レモングラスのほかにもハーブが入っているのに気付いて尋ねたところ、聞きなれない名前が。
聞き返すとメモ用紙に「たで」と書いて教えてくれました。
まさかベトナム料理でタデという名前が出てくるなんて。

■バインセオ（950円）
「ハーブとともにライスペーパーで包んでお召し上がりください」
ライスペーパーと水が入ったプラスチックの半円形の容器と、プラスチック製の網が用意されました。
ベトナム風お好み焼きとして日本でも知られるようになったバインセオですが、こんな食べ方は初めて。
さっそくトライしてみましょう。

水にくぐらせたライスペーパーを網の上にのせ、

サラダ菜を敷いてからバインセオをカットし、ハーブをのせて巻き巻き。
卵の香りが効いた生地と、シャクシャクしたモヤシ炒め、ハーブのさわやかさに、ライスペーパーのもっちりした食感が加わってめちゃウマです。

■豚ホルモンのブン（850円）
締めは2種類の麺を3人でシェア。
壁メニューで気になっていた豚ホルモンのブンをオーダーすると、隣のテーブルのベトナム人グループが「ホルモン食べられるの?」と声をかけてきました。
ホルモンで濁っているとはいえ、ベースのスープ自体はクリア。
別皿のレタスを投入し、レモンを絞っていただきます。