12月12日。小籠包だけでは花蓮の夜は終われません
台湾東部最大である東大門夜市に近いことも、今回の宿を選んだ理由のひとつ。
朝早くからの移動に太魯閣までのツーリングと、盛りだくさんの1日で疲れ果てていましたが、仮眠を取ってからぶらぶらと歩いて行きました。
アクセス
博愛街を南へ進み、重慶路へ突き当たると、そこが夜市の入り口。
ネオンに彩られた門は、宿の脇からも見えました。
場内の様子
夜市は、南北の福町夜市と各省一條街、東西の原住民一條街~自強夜市がひとまとめとなっています。
夜市というよりは、アーケードのない広々とした商店街といった感じ。
各省一條街には、ゲーム系の店が目に付きます。
突き当たって右へ折れると自強夜市。
やはり夜市には、小吃がなくてはいけません。
突き当たりで折り返し、先ほど曲がった角より先へ進むと原住民一條街。
原住民の多い東部台湾らしいエリアです。
阿美煮の「阿美」は、アミ族のこと。
店構えもワイルドな料理も、原住民テイスト満載。
「原住民調酒」の看板を掲げるバーもありました。
メニュー看板の筆頭に書かれた小米酒は、「台湾原住民の酒」といわれる、粟を使った醸造酒。
でも、今飲んだら寝てしまいそう(笑)
お土産用の小米酒から雨具、飲料、たばこまで扱っている屋台。
花蓮では街中でもコンビニが少なく、屋台めぐりのお供のビールをどこで買えばいいのだろうかと思っていましたが、ココで調達可能です。
ストリートミュージシャンのパフォーマンスも何カ所かで見られ、にぎやかな夜市です。
では、食べたかったアレを
好きな具材を選んで辛いスープで煮込んでもらう滷味は、野菜が不足しがちな旅の間に安心して野菜を補給できる方法。
このスタイルを覚えて以来、かなりストレスフリーになりました。
ラインナップはどんな感じでしょう。
空心菜を皮切りに、食べたい品を備え付けのざるに取っていきます。
選び終わったら、ざるを店のおばちゃんに手渡して。
「辛くする?」
「辛くして!」
勘定を済ませたら、番号札を受け取って近くのテーブルで待ちましょう。
具材を包丁で切って煮込むことしばし。
容器を持って買いに訪れる常連もいるということは、なかなか期待できそうです。
ワタクシの分を紙容器に盛ってから気が付いたらしく「持ち帰り? ココで食べる?」と。
「ココで食べる」と答えると、陶器の器に移し替え、金属製の箸とともに出してくれました。
■滷味(85元)
空心菜(30元)に袖珍菇(30元)、米血(10元)、百頁豆腐(15元)と、ベジな滷味。
シャクシャクとした空心菜を辛いタレに絡めながら、青菜が食べられる喜びにほほを緩めます。
傘がハート形をした袖珍菇は、マイタケとヒラタケの中間くらいの食感。
キノコを食べるとカラダが浄化されるような気がします。
コレも大好き、百頁豆腐。
表面の気泡は臭豆腐と通じるところがありますが、あのキョーレツなにおいはないので、臭豆腐が苦手な人でも食べやすいのではないかと思います。
野菜補給のつもりがガッツリになってしまったなぁと、苦笑いしつつも完食。
さて、この後は…。
店舗情報
★尚品滷滷味味
花蓮市東大門夜市内(各省一條街と自強夜市の角)
午後5時30分~深夜零時