11月13日。東京駅で待ち合わせたのは
1カ月前の高尾山で、本宅とお江戸を人力でつなぐ試みは最終章を迎えましたが、すでに東京~高尾を歩いていたワタクシに対し、相棒にとって高尾から先は空白区間。
今年のうちに東京駅までつなぎたいと朝イチのあずさで上京し、およそ50kmをサイクリングしてきたというわけです。
アクセス
東京駅発16:45のあずさまでの限られた時間で1杯飲るには、駅から近いのが絶対条件。
ガード下の駐輪場に自転車を取りに行くことを考えると、改札内に入るわけにはいきません。
となると、八重洲地下街か東京駅一番街か…。
迷っている時間も惜しいということで、その場から近かった東京駅一番街へ。
「『にっぽんグルメ街道』だって」
本宅からはるばるつないできた、いわば街道の旅。
その終わりにふさわしいじゃありませんか。
とりあえずひと通り見てみようと一番奥まで。
ふたりのおいしいモノアンテナが反応します。
メニュー&店内の様子
ショーケースと
その下のランチメニューをチェック。
オイシイ焼き魚、食べたかったんですよね。
では、のれんをくぐって入りましょう。
カウンターとテーブル席、半個室で60席。
キャリーケースを手にしたお客さんが目に付くのは、さすが東京駅です。
日本酒や焼酎もイイですが、
■瓶ビール 中瓶(825円)
ひとまず瓶ビールでのどを潤しながら考えますかと。
汗ばむような陽気の日には、スーパードライも悪くありませんね。
少しずついろいろつまむには、定食がちょうど酔さそう。
あとは単品でひと品追加すれば十分でしょう。
いただきます
■アサリジャン(330円)
アサリの水煮をキムチとコチュジャンで和えた一品。
330円でこの量は良心的です。
おウチでもかんたんに真似できそう。
■銀たら西京漬け御膳(1,815円)
脂がのってプリッとした銀だらに、西京味噌の甘味が相まってヤバいヤツ。
もずく酢、みぞれ和え、いぶりがっこ入りポテトサラダの小鉢に、デザートまで付いちゃってます。
お酒を飲ませる店のわりに、味付けが全般的に控えめでイイ。
■選べる日本酒 3種の飲み比べ(1,100円)
それぞれのお酒を楽しみたい人、自分好みの日本酒を探したい人におススメのセット。
メニューにある7種類の日本酒から好きな3種を選べます。
澤屋まつもと(松本酒造・京都府京都市)
うまみも香りもあるとはいえ、すっと消えてしまって残らない。
薄口の京料理には、このくらい淡白なのが向いているのかもしれません。
https://sawayamatsumoto.com/detail
超王禄(王禄酒造・島根県松江市)
「無ろ過生詰」から想像するイメージとは対照的な、焼酎っぽい香り。
口当たりは酸味が強く、たくあんのようなしょっぱめのモノが欲しくなります。
http://www.ouroku.com/
日高見(平孝酒造・宮城県石巻市)
「魚でやる」をテーマにした、超辛口の純米酒。
確かに、脂ののった魚と合いそうです。
後口が長続きするのも、硬派な酒飲みにとって魅力かも。
https://miyagisake.jp/kuramoto/hirakou/
■東京麦冠情け嶋(605円)
「もう1杯もらおうかな」と、八丈島の麦焼酎をロックで。
いいちこのようなすっきりとは対局的に、ガツンと来ます。
さて、10数日かけてやって来たお江戸から、あずさでピュンと帰りましょうかね。