「鐵」と●●を求め、三河~遠江へ Act10「天浜線グルメ①」 【貴長(浜松市)】

8月7日。昼ごはんのお時間です

先ほど降り立った天竜二俣駅には、駅ナカグルメで知られる店がありますが、あいにく定休日。
稼ぎ時であろう週末に営業しないなんて、というのが正直な気持ちですが、決して大きい店ではないですし、車両基地見学ツアーなどで押し寄せる客をさばききれないからなのかもしれません。

アクセス

しかし「鐵」を堪能しても、お腹は空くというもの。
駅ナカグルメを求めて降り立ったのは、新所原行きで30分ほどの気賀駅です。

AKB48メンバーが命名した副駅名は「てあらい うがい 消どく駅」
JR御茶ノ水駅発祥のあのネタをパクっているとしか思えません。


江戸時代の絢爛豪華な姫様行列を再現した「姫様道中」という祭りの最寄り駅となる気賀駅は、本屋と上屋、プラットホームが国の有形文化財として登録されています。

コチラが駅舎。

改札の柵にもかなりの年季が入っています。

店内の様子&メニュー

と、出迎えてくれるのはイブクロを刺激する香り。
耳を澄ますと、中華鍋で炒める音も聞こえてきます。

そう、実は気賀にも駅ナカグルメがあるのです。
しかも、文化財のなかで庶民派中華ってのがスゴくない??

店主がライダーだというコチラのお店は、ツーリングの際に立ち寄るお客さんも多いそうで、

店先にはられたメニューには、「KATANA」「隼」といった、バイクにちなんだ品名も目に付きます。

のれんをくぐると、手前がテーブル席。

右手に進むとカウンター席。
突き当たりの窓は、駅の待合室とつながっています。

三河湾のアオサを練り込んだオリジナルの麺を使った貴長塩ラーメンや、あっさり醤油の味玉ラーメンが人気とのこと。
野菜てんこ盛りのラーメンや、ツヤツヤのカニ玉も目を引きます。

「この後のために、イブクロの余裕を残しておかなきゃダメだよ」
そう相棒にいわれたので、おとなしくこのあたりで。
1杯付けられるのは、鉄道で来たからこその特権です。

いただきます

■レモン酎ハイ(480円)
カウンターに置いてあった沿線ガイドを眺めながら、1杯のレモンサワーをふたりでシェア。
よく冷えてます。

■餃子 5個(380円)
浜松といえば、餃子も名物ですからね。
写真では分かりにくいですが、いちおう下にゆでモヤシが敷いてあります。

形が整って焼き目もキレイ。

野菜感が強くて、我々の口に合う餃子です。

■チャーハン(710円)
相棒が頼んだこのチャーハン。
具材は非常にシンプルですが、パラパラで味わい深く、後を引きます。

■MACHⅢ(950円)
ワンタン、チャーシュー、塩ラーメンと、自慢の3品を味わえる1杯。

ライムグリーンのアオサ麺は、シコシコとした食感。
海藻のほんのりとした香りが、スッキリとしたスープと好相性です。
ワンタンもチュルッとした舌ざわりがイイね。

駅のなかというロケーションばかりが先行してしまう感もありますが、何を食べてもオイシイ。
ローカルのメディアで取り上げられるのも、うなづける気がします。

店舗情報

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