レーシック体験記 No.04「いよいよオペ」

ホテルで準備を整え、再び有楽町へ

●おことわり●
ワタクシがレーシックを受けた「銀座近視クリニック」は、2012年8月にSBC新宿近視クリニックと合併統合しています。

適応検査が済んでからお昼を食べるつもりが食べそこなっていたので、何かお腹に入れておきたくてクリニック向かいのマックに入りました。
院長ブログにもしばしば登場するマック。
この時はほんのつなぎのつもりでいたけれど、結果的に食べておいて正解でした。

手術に関する承諾書の提出と支払い

承諾書は、カウンセリング時に渡されていて、熟読のうえ署名・押印をしておくことになっていました。
承諾書の控えは、コピーで自分の手元へ。
支払いに引き続いて、術後に使用する保護用メガネと点眼薬も渡されます。

ついにその時が来ました

番号が呼ばれ、中央奥のオペ室エリアへ。
手前の小部屋の右側の椅子に座ると、メガネを外すよういわれます。
あぁ、これでこのメガネを使うことはなくなるんだな…。
そう思っている間に、麻酔用の目薬を点眼されます。
そして、術中の手順および注意点に関する説明。
視点を動かさず、適宜出される指示に従えば、基本的に心配はなさそうです。
刻一刻とオペが近づくなか、右目の目薬がなんとなくうまく入っていないようで気にかかります。
ナースを呼びとめようか迷いつつ、結局いい出せませんでした。

小部屋の反対側のエリアにオペを終えた人が入っていく気配がありました。
「はたこさん、どうぞ」
さぁ、とうとうこの時を迎えました。
オペ室に足を踏み入れると、思った以上にたくさんのスタッフがいるのに驚きます。

まずは右側の椅子へ。
フラップを作成するための機械です。
まばたきをしないよう器具で目を固定され、圧迫感の後に視界が真っ暗になります。
この時に痛みや恐怖感はなく“ちゃんと目を開いた状態でいるのかな”“視点はずれていないのかな”と自分が指示通りにできているかのほうが気になります。
「それではゆっくりでいいので、隣の椅子に移動してください」
ここまでは、ひとまず順調なようです。

隣の椅子まではほんの7~8歩。
でも、涙が止まりません。
そのうえ鼻水も出そう…。
機械のそばでスタンバイしていたスタッフが、すぐさまティッシュを差し出してくれました。
ティッシュの紙ぼこりは、だいじょうぶなんだろうか??
一瞬気になりましたが、プロの判断なので信じていいのでしょう。
私の動揺を察したのか、スタッフは「具合は悪くありませんか」「寒くはありませんか」と気遣いをしてくれます。
”ココで「具合悪いです」といったらどうなるんだろう”なんて思いつつ、ブランケットをかけてもらい、オペ後半、レーザーを照射して角膜を削る施術に突入です。

まずは目の上をちょいちょいとなでるようにして、フラップを開きます。
うわぁ~。
はっきりとは見えないながらも、白っぽく明るい、幻想的な世界。
水の中にいる感じに近いような気がします。
「それではレーザーを照射します」
髪の毛が焦げるようなにおいに、角膜もタンパク質なのだと改めて認識します。
フラップを戻し、たっぷりの水で目の表面を流してもらい、右目が完了。
左目も同様に進みます。
こちらのほうが削る量が多いはずなのに、においはほとんど感じられませんでした。
「はい、終わりましたよ」

見える、見えてる!

水にぬれてにじんでいる感じはあるけれど、視界が明るい!
心の中で「すごい」「すっごぉい」という思いがこだまします。

オペ室入り口の検査台でチェックを受け、しばし小部屋で休憩です。
「目を閉じていてください」といわれたけれど、ちらちらと薄目を開けずにはいられません。
この後、何を食べに行こうかな…。
そんなことばかり考えていました。