12月31日。2017年も残り1時間半を切りました
Cさん夫妻との晩ごはんの後、ホテルでひと休みしてからお散歩へ。
年越しらしい風景が見られる場所はないかと移動中に調べたところ、街の中心部に興味深い名の神社を見つけていたのです。
「善知鳥神社」
コレを読める人は、どれくらいいるでしょうか。
神社ではありませんが、長野県中部にも同じ字を書く場所があります。
塩尻市と伊那谷との間にある「善知鳥峠」は、今や国道153号線であっけなく行き来できる通過点に過ぎませんが、かつては三州街道が通っていた交通の要衝。
日本海へ流れる犀川と、太平洋へ流れる天竜川との分水嶺にもなっています。
一方、「善知鳥」は鳥の名前であるとともに、能の演目のひとつ。
Wikipediaの関連項目が「善知鳥峠」「善知鳥神社」のふたつだけなのにも、何かの縁を感じます。
参道へやってくると、二年参りに向けて屋台が設営の真っ最中。
さすがに1時間以上も前からスタンバっている参詣者はいませんでした。
本堂は、比較的新しいとみられる白いコンクリート造り。
「善知鳥村より始まる わが故郷 安寧の祈り」「うとう鳥が結ぶ 家族の絆」の2枚の絵馬が掲げられています。
再び青森港へ
では、コチラのイベントへ向かいましょう。
先ほど「津軽海峡冬景色」の歌碑とともに写真に収めた八甲田丸。
その入り口にもしめ縄が飾られ、お正月仕様になっています。
昨年のイベントの様子。
カウントダウンイベントに先駆け、多目的ホールではアマチュアバンドの演奏が。
寒いなか外で待たずに済むよう、かつての船室を待合スペースとして開放してくれるのはありがたいですが、うるさすぎてロクに会話もできません。
相棒が飲み物とおつまみを買ってきてくれました。
日本一のニンニクの産地では、ガーリックトーストは一般的なおつまみ??
冬のイベントなんだし、熱燗とかホットワインがあってもよさそうなんだけどなぁ…。
年越しまで15分を切り、外へ出るよう案内がありました
キリリと冷えた空気のなか、時報が流れます。
「午後11時59分50秒をお知らせします」
じゅう、きゅう、はち、なな…。
不思議な一体感のなかで、着々と2018年が近づいてきます。
さん、に、いち…。
Happy New Year~!
時報とともに汽笛が鳴り、続いて打ち上げ花火が上がります。
そして、市長(若い!)のあいさつがあり、
鏡割りの後、振る舞い酒をいただきます。
さらっとして「じょっぱり」よりクセのないお酒。
銘柄は「喜久泉」とあります。
さらに花火が上がります。
冬花火もいいものですなぁ…。
この後も「津軽海峡冬景色」のカラオケ大会、お楽しみ抽選会と、イベントは続きますが、我々はそろそろ引き上げるとしましょう。
施設情報
★善知鳥(うとう)神社
青森市安方2-7-18
017(722)4843
http://www.actv.ne.jp/~utou/
★青函連絡船メモリアルシップ 八甲田丸
青森市柳川1-112-15地先
017(735)8150
http://aomori-hakkoudamaru.com/