12月31日。金木駅でストーブ列車を降りました
ストーブ列車の風情とは対照的に、何のおもしろみもない駅舎。
折り返しの列車が来るまでの間、金木観光とまいりましょう。
太宰治ありきの町
金木観光の定番「斜陽館」
『走れメロス』や『斜陽』『人間失格』などの作品を残した、太宰治の生家です。
実は相棒は、大学時代に文学を専攻していた自称「元・文学青年」
金木で降りることを望んだのも、太宰治の出身地を訪ねてみたいというわけだったのです。
よかったねぇ、念願がかなって…。
といいつつ、駆け足で見るのに500円の入館料はモッタイナイからと、中には入らず、向かいにある「金木観光物産館・MADENY(マディニー)」へ。
入り口には「太宰治御膳」なるパネルがあります。
館内のメニューには、太宰らうめん、ミニ太宰丼なる品も。
太宰治という観光資源を使い倒している感、満載です。
2017年最後の夕日とともに
金木駅に戻ってくると、まさに斜陽の時刻。
雪の中の線路と岩木山のシルエットが絵になります。
津軽中里から戻ってきた列車に乗り込み、
観光物産館で買ってきた斜陽館ビール ピルスナー(650円)を開けます。
雪が浸みて濡れたブーツと足をストーブで乾かしながら一杯。
そこそこ地ビールっぽさもあって悪くはないけれど、650円は高い…。
ギラギラとしたコーフンに包まれていた往路からは考えもつかないような、のどかな車内。
アテンダントさんの口調も穏やかです。
2017年最後の夕日が津軽平野に沈んでいきます。
五所川原での乗り換え時間は6分。
弘前行きのホームに降りると、ちょうどストーブ列車の車両が切り離されて車庫へ入っていくところでした。
五能線終点駅の川部で青森行きに乗り換え。
2日半の乗り鐵も、とうとう最終区間になってしまいました。
施設情報
★斜陽館
五所川原市金木町朝日山412-1
0173(53)2020
午前8時30分~午後6時(11~4月は午前9時~午後5時)
12月29日休館
http://www.city.goshogawara.lg.jp/tourism/view/shayoukan.html