麺を箸休めにチャーシューを食らう 【蓬莱軒本店(甲府市)】

8月25日。今シーズン2冊目の18きっぷを買い、朝9時台の列車で移動です

9月7日のイベント出演前ラストのワークショップには出ておかなくてはと、甲府で寄り道。
いつもより早い列車に乗ったのには、ワークショップ仲間から勧められた支那そばの老舗で腹ごしらえしようと思っていたからです。
「でも、支那そばはあまり好きじゃないんじゃなかったっけ?」
そう相棒にツッコまれましたが、みんなが口をそろえてオイシイというからには、試してみずにいられません。

アクセス

東京のメンバーから「クルマで連れて行ってもらった」と聞いていただけに、公共交通機関でのアプローチは難しいのかと思っていましたが、Google Mapで調べてみれば、甲府駅から十分歩ける距離。
というよりも、ワークショップ会場への道中、わずかに南へ回れば通り道ではありませんか。

遊亀通りを南下し、甲府中央四郵便局の角を左に折れて鍛冶屋町通りへ。
あっ、あの人だかりでしょうか?

店の前には、駐車場が3台分。
クルマ移動が前提の街での人気店にしては心許ないように思いましたが、向かいにも駐車場があり、近隣のコインパーキングも提携駐車場になっているので、クルマでも安心して訪れることができます。
暑いといっても、風はカラッとしてさわやか。
ライダーご一行の姿に、ツーリングにいい気候になってきたなぁ…と。

店の軒先のベンチもご覧の通り。
まずはウェイティングリストに名前を書いてこなくてはと、中へ入ります。
と、すれ違った30歳代くらいの男性客から「チャーシュー麺、ボリュームがすごくて残しちまった」と話す声が。
フツーの支那そばより食べやすいだろうと、チャーシュー麺にする気マンマンでいたけれど、それほどなの~!?

店内の様子

風除室にはられた全国版のラーメンランキングによると、東京、神奈川の店に続く第4位。
このテの企画では都内の店が中心になるのは仕方のないことですが、そのなかで首都圏以外で最高位とは立派なものです。

「支那」という表現が差別用語だとして、一時消されてしまった支那そば。
それを復活させたという店であることも、ラーメン愛好家にとっては意義ある存在といえるのかもしれません。

外からはベンチに座っている人に隠れて見えませんでしたが、店内も窓際の一面がベンチになっていて、ガラスを挟んで店の中と外とで背中合わせになっているといった格好です。

手前はテーブル席。
その奥に座敷と小上がりがあり、カウンター席まで加えると、70人前後が入れる広さです。
それでもこれほどの行列ができるとは…。

メニュー

テーブル席にメニューが置いてあるのを見て、後から撮ればいいやと悠長に構えていましたが、カウンター席では注文を終えるとすぐさまメニューを下げられてしまいました。
基本の支那そばは750円。
同じ200円の差額なら、麺を大盛りにするよりチャーシューでしょ(笑)

餃子も支那そばと並ぶ看板メニュー。
厨房から運ばれていく餃子がぽってりとしてそそります。
角皿にこんもり盛られた炒飯も、見るからにオイシソウっ。

いただきます

■チャーシュー麺(950円)
カウンターにドンと置かれたビジュアルにビックリ。
麺はチャーシューに隠れてほとんど見えません。
男性客が食べきれずに残したというのも、うなづけるような…。

厚さ1cmほどのチャーシューが4枚。
抑え目の味でじっくり火を通してあり、見た目のわりに柔らかです。
脂身もそれなりに多いものの、ていねいに下処理がされ、トロンとした口溶けと甘みのいいとこどり。
スープに沈めて、しっかり温めてから食べるのがいいように思いました。

そんなスープは醤油ベースとしてはクリアで、醤油のとがった感じも舌に触りません。
醤油ラーメンは苦手なワタクシも、コレなら許容範囲。
とはいえ、ひと口ふた口味わえば十分ですが。

黄色味の強い細い縮れ麺は、シコシコと軽い食感。
あのチャーシューの前には、箸休め的に映ります。

炒飯と餃子を食べに、近いうちに再訪しようとココロに決めての帰り道。
お江戸へ向かう列車に揺られるなか、今晩は甲府に泊まるというKさんからこんな写真が届きました。

行くっていうなら、誘ってくれればよかったのに…(爆)

店舗情報

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