12月11日。早めにラウンジを出て搭乗口へ
67A搭乗口は、ターミナルのはるかはずれ。
工事中の覆いに囲われて殺風景だったこともあり、とても遠く感じました。
階段を降りると、まだそれほど乗客は集まっていないよう。
そんななかで、そろいのジャージを着た高校生くらいの集団が目に付きました。
男子校の修学旅行?
それとも、この週末に開かれる台北マラソンに出場するんだろうか?
異様にも映る雰囲気に、関わり合いにならないよう、少し離れたベンチに腰を下ろしました。
搭乗まで30分足らずですが、ラウンジでしそこなった充電を。
数少ないコンセントを奪い合うように使っていたころを思うと、いい時代になったものです。
JL805便は我々をのせるべく準備中。
予定通りの10:55に、GROUP1から搭乗が始まりました。
通路側の席だし、急がず行きましょう。
機材は737-800、3-3配列の小ぶりの機体です
滑走路の混雑で、20分ほど遅れて離陸。
3列シートの窓側と真ん中は、還暦前後と思われるご夫婦でした。
景色が見える席へ座るよう奥様に促すご主人の気遣いは優しいけれど、ひじかけを乗り越えてコッチの席まで侵入してくるのは勘弁してほしい…。
さらにまわりを件の高校生に囲まれ、何ともいえない圧迫感を覚えます。
しかもWi-Fiが使えないって、何だか損した感じ。
1時間ほどウトウトしていたところ、ワゴンの音で目を覚ましました。
「はたこ様、いつもご利用ありがとうございます」
うわぁ、コレがウワサに聞く、上級会員へのあいさつってやつですか?
メーンは、チャーシューと煮卵丼。
味付けが濃いめなので、何もかけないフレッシュサラダがありがたく思えました。
切り干し大根の煮物は細くて口当たりがよく、ごま油の香りがイイ。
ボンベイサファイアのオレンジジュース割りを飲みながらゆっくり食べている間に、ハーゲンダッツもちょうどいい柔らかさになっていました。
ジャージ集団の正体が判明
ラテン系っぽい顔つきをした子もいるし、いったいどんな集まりなんだろう?
件の高校生が気になって、ジャージに目をやると、エンブレムの中に「KAISHI KOKUSAI」の文字が。
そして降機時のアナウンスで、カイシコクサイ高校のサッカーチーム一行だということが分かりました。
「カイシ」というからには、山梨の甲斐市だと思っていたけれど、「開志国際高校」という新潟の学校で、アスリートコースも設置されているのだとか。
もしかしたら、このなかから未来のJリーガーが生まれるかもしれません。
黄門様の印籠ならぬ…
世界各国で感染が拡大している豚コレラに対する検疫を強化するなか、リスクの少ない地域からの入国であることを示すため、飛行機を降りる時にこのカードが配られます。
何かいろいろ書いてありますが、グリーンのゾーンに沿って進み、カードを回収箱に返せばオッケー。
さぁ、1年9カ月ぶりの台湾上陸です。
